オンライン秘書か・・・私でもなれるのかなぁ
大丈夫、なれます!
助けを必要としている誰かをサポートするのがオンライン秘書の仕事です。特別なスキルがなくても、誰かのためにできることはたくさんあります。もちろん、資格や経験、特別なスキルがあれば、それらを存分に生かしてサポートできます。
自分では当たり前と思っていること、当たり前にできていることでも、それができなくて困っている人、それをやってほしい人がいるものです。
この記事で、オンライン秘書になるために必要な準備、仕事をもらう方法、注意点をお伝えします。最後まで読めば、具体的なアクションを起こせるようになります。
オンライン秘書になるために必要な準備
オンライン秘書になるために必要な準備は、シンプルです。自宅にパソコンとインターネット回線があれば、あとは作業時間を確保して仕事を取ってくるだけです。
- オンライン秘書になるために必要な準備
- パソコンを用意する
- インターネット環境を整える
- 作業時間を確保する
- 仕事を探す
- 契約を結んで仕事開始
パソコンが得意か苦手か別として、オンライン秘書として働くためにパソコンは必須と考えてください。スマホでできる仕事もありますが、継続して働くつもりならパソコンを準備しましょう。高性能でなくていいので、もし手持ちのものがあればそれを使えばOKです。
オンライン秘書として働き始めると、かなりデータ容量を使うことになるかもしれません。通信量が増えても対応できるようにしておきましょう。
当然のことですが、仕事を引き受けたら最後までやり遂げなければなりません。いつ、どのくらいの作業時間を確保できるかあらかじめ考えておくとスムーズです。
あとは仕事をもらってくるだけです。
次の項目で、仕事をもらってくる方法を解説します。
オンライン秘書になるには―仕事を獲得する5つの方法
オンライン秘書として仕事を獲得するための方法には、オンラインアシスタントサービス会社に登録する、クラウドソーシングサイトに登録する、求人サイトでキーワード検索する、以前の勤務先から仕事をもらう、自分で営業してみるなどがあります。
- オンライン秘書になるための方法
- オンラインアシスタントサービス会社に登録する
- クラウドソーシングサイトに登録する
- 求人サイトでキーワード検索する
- 以前の勤務先から仕事をもらう
- 自分で営業してみる
それぞれの方法について、簡単に解説します。
① オンラインアシスタントサービス会社に登録する
オンラインアシスタントサービスを提供している会社にスタッフ登録すれば、さっそくオンライン秘書として働き始められます。
オンラインアシスタントサービス会社は、企業や経営者が抱えるさまざまな業務をオンライン上で代行しています。まだあまり知られていないのですが、日本にはオンラインアシスタントサービスを提供している会社が複数あります。
- 日本の代表的なオンラインアシスタントサービス会社
- BPOテクノロジー株式会社(「フジ子さん」を運営)
- 株式会社キャスター(「CASTER BIZ」を運営)
- 株式会社ニット(「HELP YOU」を運営)
- 株式会社クロコ(「Genny」を運営)
これらの会社は、アシスタント(秘書)を必要としている企業や個人に対して、リモートでスタッフを派遣しています。
オンラインアシスタントサービスを提供している会社の多くは、オンライン秘書として働けるスタッフを常時募集しています。自社のサイト内に「採用・募集ページ」を用意しているかもしれません。そこをチェックしてみましょう。
この記事の最後で、スタッフを募集しているオンラインアシスタント会社を紹介します。
② クラウドソーシングサイトに登録する
クラウドソーシングサイトに登録すれば、サイトに公開・募集されている案件を探して応募することができます。
クラウドソーシングサイトは、仕事を頼みたい人と仕事をしたい人が出会える場所です。
- 日本でメジャーなクラウドソーシングサイトといえば
- クラウドワークス
- ランサーズ
この2つのクラウドソーシングサイトは、無料で会員登録できます。会員登録すれば、その瞬間からオンライン秘書関連の募集を自由に検索・閲覧・応募できるようになります。
クラウドソーシングサイトなら、オンライン秘書に限定せず、「家でできる仕事」というくくりでもっと幅広く仕事を探すことができます。例えば「アンケートに答える」「商品モニターになってレポートを提出する」「Webライターとして記事を書く」など、探せばいろいろヒットします。
クラウドソーシングサイトに登録してみる!
・ランサーズ
③ 求人サイトでキーワード検索する
求人サイトで「在宅秘書」「オンライン秘書」「オンラインアシスタント」「リモートアシスタント」などのキーワードで検索すれば、いくつか募集中の求人が出てくるかもしれません。
私は定期的に複数の求人サイトをウォッチングしているのですが、オンライン秘書関連の求人が1件もヒットしないことがよくあります。オンライン秘書になるには、求人サイトよりもオンラインアシスタントサービス会社やクラウドソーシングサイトに登録するほうが近道と言えそうです。
- オンライン秘書募集が出ているかもしれない求人サイト
④ 以前の勤務先から仕事をもらう
以前の勤務先から仕事をもらえるかもしれません。
会社にとって、業務の一部をアウトソーシングするのは当たり前のことです。「なにかできるは仕事ありませんか?」と尋ねれば、喜んで仕事を回してくれるかもしれません。その場合、一般的には「業務委託契約」を結ぶことになります。
業務委託契約とは、委託者(企業など)が自社の業務の一部を外部に委託するために、受託者との間で締結する契約のことです。オンライン秘書を副業やフリーランスでやっている人の中には、法人(企業)と直接このような業務委託契約を結んで働いている人たちがいます。
⑤ 自分から営業してみる
自分から営業してみることで、オンライン秘書の仕事を獲得できるかもしれません。
参考として、現役で活躍している先輩たちはこんな方法で仕事を獲得した経験を持っています。
- 知り合いからクライアントを紹介してもらった
- SNSで「オンライン秘書として働きたい」とアピールしていたら仕事の依頼が来た
- オンライン秘書に興味がありそうな人にSNSでコンタクトを取ってみた
- 企業の公式サイトの「お問い合わせフォーム」に連絡を入れてみた
- ココナラで開業した
自分のほうからアクションを起こさないといけないので、ちょっと勇気がいります。でもその勇気が思わぬ良い結果につながるかも。
ちなみに、ココナラというのは個人が商品やサービス、自分の時間や仕事を販売できるスキルマーケットのことです。
チェックしてみる
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ここまで、オンライン秘書になって仕事を獲得するための方法を5つ取り上げました。
オンライン秘書として働くことに興味があっても、特別なスキルや経験がないという理由であきらめてしまう人たちがいます。でもその必要はありません。「オンライン秘書になりたい!」「誰かのサポートをしたい!」という願いがあるなら、できます!
未経験からオンライン秘書になるには
未経験からオンライン秘書になる場合、オンラインサロンに加入してから、またはオンライン秘書講座を受講してから仕事を探すこともできます。
選択肢① オンラインサロンに加入してみる
いきなりオンライン秘書として働き始めるのはハードルが高いと感じるなら、まずオンラインサロンに加入してみるとよいです。サロン内での交流を通してオンライン秘書についていろいろ学びながら必要な準備を整えることができます。サービスの一環で仕事を紹介してくれるオンラインサロンもあります。
オンライン秘書関連のサロンについて言うと、日本国内で運営が安定しているものは少ないのが現状です。これからオンライン秘書になろうとしている方へ筆者の私がおすすめできるのはたった2つです。
① おうち秘書サロン(1,980円/月)
② 秘書部(2,480/月)
どのジャンルのオンラインサロンにも言えることですが、何も気負う必要はありません。まず入ってみて、自分に合っているなら続ければいいですし、合わない、もう必要がないと思ったらすぐやめればいいです。必要な期間だけ加入して会費を払いましょう。
オンラインサロンについてもう少し知りたい!
・秘書部
選択肢② オンライン秘書講座を受講する
秘書経験や専門性がなくても在宅で働けるように、オンライン秘書講座が用意されています。
オンライン秘書講座は、未経験でこれから始めたいと思っている人を対象にしていますので、オンライン秘書業務の全体像など基礎の基礎から学ぶことができます。オンライン秘書講座によってエキスパートになることはできませんが、業務に必要な基礎スキルを習得し、案件獲得のためのレクチャーを受けることで、仕事をする準備が整います。
たとえば、クラウドワークスが運営している「みんなのカレッジ」にオンライン秘書コースが用意されています。
オンライン秘書の仕事内容
ここでオンライン秘書の仕事内容を見てみましょう。
なぜ見るかというと、自分では未経験と思っていても、じつは自分の得意分野や自分にできそうなものがオンライン秘書の業務に含まれているかもしれないからです。どうぞ注意深くチェックしてみてください。
- オンライン秘書の仕事内容
- バックオフィス業務
- 経理処理
- 請求書作成
入金管理 - 決済管理
- 労務管理
- システムの保守点検・セキュリティ対策
- サポート業務
- スケジュール管理
- アポイント調整
- リマインド
- 各種手配(出張や会食、会議室、お花や贈答品など)
- 備品の発注
- データ入力
- 資料作成系
- パワーポイントでプレゼン資料の清書
議事録作成 - マニュアル作成
- 業務フローの設計
- 仕様書作成
- 調べもの手伝い
- 顧客管理や営業
- 名刺管理
- 顧客リストの作成・管理
- リサーチ
- メールや電話対応
- テレアポ
- SNSやWebサイト運営
- Webサイトの更新
- 記事作成・投稿
- 画像や図表制作
- 動画編集
- TwitterやInstagramの運用代行
- コメント回り
- リアクション回り
何か見つかりましたか?
自分にできそうなもの、自分が興味を持っている分野があれば、そこから始めてみればいいのです。
あるいは、仕事内容を見ただけで圧倒されて憂鬱な気分になったかもしれません。そうであれば、オンライン秘書にこだわり続けるよりも、家でできる別の仕事を探すほうが自分のためです。
オンライン秘書は資格があると有利か
オンライン秘書の採用にあたり、資格があると有利なこともあります。クライアントが特定の資格を持つ人を探している場合や、オンラインアシスタントサービス会社が有資格者を優先的に採用している場合などです。
- 持っていると有利になるかもしれない資格
- 秘書検定1級
- 秘書検定2級
- 秘書検定3級
- 英語能力を証明する資格(TOEICや英検)
- 経理関係の能力を証明する資格(簿記など)
- Web系の能力を証明する資格(MOSなど)
資格がないために不採用になる場合、あきらめるしかありません。ほかのクライアント、他のオンラインアシスタントサービス会社を探しましょう。あるいは資格取得を目指すこともできますが、費用対効果をよく見極めて判断してください。
最近では、「オンライン秘書講座」が販売されるようになっています。スキマ時間にスマホで勉強できて、試験に合格すれば認定証がもらえるということで、ちょっとだけバスっています。オンライン秘書として働くための知識を体系的に身につけるには便利な教材ですが、もらえる認定資格にどれだけの価値があるかどうかは今のところ不明です。〇〇団体(〇〇機構)の認定資格となっていても、その団体に社会的信用が備わっていないケースがあります。仮に教材購入を考えるとしたら、認定証を付与するのがどんな団体なのかしっかりチェックしてください。
オンライン秘書の収入
オンライン秘書の収入には幅があります。毎月15万円~20万円稼いでいる人もいれば、ふつうに会社で働くより多い50万円以上稼いでいる人たちもいます。毎月3万円~5万円程度の収入で続けている人たちもいます。
オンライン秘書の報酬は雇用形態によって決まる
オンライン秘書として働いて得られる報酬は、雇用契約によって決まります。
ほとんどの場合、オンライン秘書は業務委託契約で働くことになります。業務委託契約の場合、報酬は時給制のこともあれば月給制やプロジェクト単位で計算されることもあります。
多くはありませんが、正社員や契約社員として雇用されるケースもあります。
オンライン秘書 報酬の目安:
- 時給:1,000円~2,500円
- 月給:月18万円~36万円
- プロジェクト単位:雇用主との交渉次第(毎月5万円、毎月10万円など)
一般的に言って、オンライン秘書はすごく稼げる!というわけではありません。それでも、種々の状況ゆえに「家でできる仕事を探したい」と思っている人たちにとっては、魅力的な選択肢の1つだと思います。
オンライン秘書として働くことで得られるもの
オンライン秘書として働くことがきっかけとなって、新たな可能性が広がっていく。これは実際にオンライン秘書として働き始めた人たちが経験していることです。
サポート業務を通して、その分野の知識や経験を増やしていくことができます。サポート業務を通して自分に足りないスキルを発見したら、さっそくその部分を強化していけます。オンライン秘書としての仕事をこなしながら「これやってみたい!」と思えるものが出てきたら、さっそく勉強していけます。そうこうしているうちに、新たなキャリアの扉が開かれることがあります。
オンライン秘書としての仕事を通して、自分に自信を持てるようになったと感じている人たちも多いです。他者をサポートしながら積極的に関わることで、対話力・コミュニケーション能力が高まったと感じている人もいます。自分から自分の存在をアピールすることで発信力が高まった。そんなふうに述べる人たちもいます。
オンライン秘書として働くことで、対価としてお金をもらうだけではなく、さらに多くのものが得られるかもしれません。
オンライン秘書になるにあたって注意してほしいこと
オンライン秘書を始める前に注意しておくと良い点に触れておきます。
●業務の範囲を明確にしてから契約する
業務の範囲を明確にしてから契約するようにしてください。たとえば、資料作成の仕事を請け負う場合、何度も何度も修正依頼が来て対応していると、時給換算でほとんど割に合わなくなってしまう可能性があります。
●どの程度拘束されるのか理解しておく
業務の性質やクライアントによっては、スピード対応が求められます。「急に出張になったのでチケットを手配してほしい」などです。いつでも対応できる立場なら問題ないのですが、子育て中のママさんなどは1日のうちの決まった時間しか稼働できないと思います。決まった時間だけ仕事をすればいいのか、それともいつでも動けるようでないといけないのか、この点をちゃんと理解しておきましょう。
●保育所に入りにくくなる可能性
自宅を仕事場にしていると、「子どもの面倒を自分で見れる」と思われて、保育所に申し込む際の評価が低くなってしまう可能性があります。
スタッフ募集中のオンラインアシスタントサービス会社【参考情報】
オンライン秘書サービスを提供している会社を通して仕事を見つける際に役立てていただけるよう、ここでスタッフを募集しているオンライン秘書サービスを紹介します。
※会社の都合によって募集が停止されている可能性があります。
オンラインアシスタント フジ子さん
オンラインアシスタント フジ子さんは日本最大級のオンライン秘書サービスで、取引相手が多いです。取引相手が多いので、その分だけオンライン秘書として働ける人をたくさん募集しています。
フジ子で働き始める場合、新人のうちはチームでサポートしてもらえます。
初めてのチャレンジで不安という方は、まずフジ子さんを利用してみるとよいでしょう。
CASTER BIZ(キャスタービズ)
はっきり言って、スキルが高い人向けです。
顧客には一流企業、大企業が含まれており、高いレベルの仕事が求められます。その分、条件がよい案件に巡り合えます。
キャリアやスキルに自信があるなら迷わずCASTER BIZへ!
HELP YOU
海外在住者、育休中のパパさんも利用しているのがHELP YOU。
行える業務の幅が広く、文章を書いたり調べものをしたりと、自分の得意分野を選んで仕事にできます。
サポート体制が充実しているので、オンライン秘書デビューはHELP YOUでいいかも!
まとめ
オンライン秘書サービスを提供している会社に登録して働くママさんが増えています。
資格やスキルによって採用率が上がったり報酬が上がったりしますが、特別な資格やスキルがなくてもオンライン秘書として働き始めることは可能です。
オンライン秘書はマッチングが大切なので、自分を必要としてくれる相手がいるところで働きましょう。
さあ、さっそくオンライン秘書にチャレンジしてみますか?
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PC操作など電子機器を得意としていないなどの理由で「やっぱり自分にはオンライン秘書は向いていないかも」と感じていますか。もしそうなら、ママさんのための在宅ワーク案件を豊富に揃えているママワークスをチェックしてみてください。
公式サイト:ママワークス
良い選択ができることを願っています!