
カウンセラーになってみたいけど、資格はない・・・
やっぱりあきらめるべき?
民間資格でもいいから、とにかく資格を取得すべきかなぁ・・・
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今、頭の中でこんなことがグルグルしていませんか?
結論から言うと、資格がなくてもカウンセラーになれます!
なぜそう言えるのか、この記事を最後まで読むと理解できます。それではさっそくまいります!
ちなみに、カウンセリングだけではなく「家でできる仕事」を総合的にチェックしたい方は、以下の記事も合わせてご覧ください。
「ウレルカ」では、体験力を重視しています。詳しくは私についてをご覧ください。
資格がなくてもカウンセラーになれます!
資格がなくてもカウンセラーになれます。なぜなら、カウンセラーという言葉の使い方は自由であり、名称独占資格ではないからです。
名称独占資格とは
栄養士、保育士など、有資格者以外はその名称を名乗ることを認められていない資格。
引用:文部科学省
たとえば、あなたが料理が大好きで栄養についてもたくさん勉強したとします。「みんなにも栄養ある食事を摂ってほしいな~」と思って指導しようと思っても、「私は栄養士です」と名乗ることはできません。なぜなら栄養士は名称独占資格だから。有資格者以外は名乗ってはいけないんです。
でもカウンセラーは名称独占資格ではないので、「私はカウンセラーです」といって活動すること自体に法的な問題はありません。
実際に「〇〇カウンセラー」と名乗って活動することが可能で、日本にはそうやって活躍している人たちがたくさんいます。
「〇〇カウンセラー」の例:
- ブライダルカウンセラー
- 美容カウンセラー
- 受験カウンセラー
- キャリアカウンセラー など
資格がなくてもカウンセラーとして独立開業できます。屋号を決めて個人事業主になることも可能です。
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ただし注意点が。「資格なし」でもカウンセラーと名乗ったり仕事にしたりは可能ですが、だからといってカウンセラーとして収入を得られるかというと・・・話は別です。
あなたにとって大切なのはカウンセラーになることですか? それともカウンセラーとして活動して家計の足しにすることでしょうか?
ほとんどの人にとって大切なのは、カウンセラーとしてお金をもらうことだと思います。
中にはボランティアでカウンセリングプログラムを提供したいという高尚な方がおられるかもしれませんが・・・
であれば次に考えないといけないのは、どうやって収入を得るかという点です。
さて、次の項目であえて厳しい現実について見ておきましょう。
【悲報】カウンセラー求人のほとんどは「臨床心理士」
もし「カウンセラーとして雇ってくれる会社を見つけるぞ!」と意気込んで求人サイトで探し始めると、ある厳しい現実に気づくはずです。
その厳しい現実とは・・・
カウンセラー求人のほとんどは「臨床心理士」を募集しているんです。
あなたは臨床心理士でしょうか?
「臨床心理士」とは、臨床心理学にもとづく知識や技術を用いて、人間の“こころ”の問題にアプローチする“心の専門家”です。
(中略)
日本には心の問題に取り組む職種として、心理カウンセラー、サイコセラピスト、心理相談員などの名称で呼ばれる人々がいますが、それぞれに明確な資格があるわけではありません。それに対して「臨床心理士」は、公益財団法人日本臨床心理士資格認定協会が実施する試験に合格し、認定を受けることで取得できる“心理専門職の証”となる資格です。
2018年からは、新しい国家資格として「公認心理師」が誕生しました。
公認心理師とは、公認心理師登録簿への登録を受け、公認心理師の名称を用いて、保健医療、福祉、教育その他の分野において、心理学に関する専門的知識及び技術をもって、次に掲げる行為を行うことを業とする者をいいます。
引用:厚生労働省
今後は、臨床心理士と共にこちらの公認心理師の需要が増していくことでしょう。
公認心理師は国家資格で、試験自体はもちろんのこと、受験資格を得るまでの道のりが長いです。副業とか家計の足しに・・・とか、興味があるからという程度で目指すべきかというと・・・ちょっと違うかもしれませんね。
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ただ、内容を問わなければ求人自体はあります。
なかでも多いのが「受付カウンセラー」です。一例として、脱毛クリニックやエステサロンに無料カウンセリングを申し込んだ人に対して施術の説明をして契約を勧めるのが受付カウンセラーの仕事内容です。
他にも「カウンセラー」といってもほとんど接客業のような募集なら見つかります。
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あなたがカウンセラーに興味を持っているのはなぜですか? あなたがやりたいことはなんですか?
もしかしたら受付カウンセラーはあなたがやりたいことではないかもしれませんね。あなたがやりたいのは、相手の話を聞いてアドバイスしてあげたり気持ちを楽にしてあげることかもしれません。
時給で働くのではなく自分で開業して大きく稼いでみたい! そんな夢を持っている方も少なくないと思います。
というか、そもそも在宅でできる仕事を探していて、家にいながらカウンセリングで稼ぐことを考えているかもしれませんね。
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そのあたりは順番に取り上げていくとして、ここで参考として「カウンセラーになるための資格」について確認しておきましょう。
【参考】カウンセラーになるための資格
これからカウンセラーになるための資格をいくつか紹介します。
公認心理師
資格の種類 | 国家資格 |
---|---|
学習方法 | 受験資格を得るために:
|
学習期間 | 6年かそれ以上 |
難易度 | 高い |
資格取得にかかる費用 | 大学の学費や大学院の学費分 |
臨床心理士
資格の種類 | 民間資格 |
---|---|
学習方法 | 受験資格を得るために:
|
学習期間 | 6年かそれ以上 |
難易度 | 高い |
資格取得にかかる費用 | 大学の学費や大学院の学費分 |

この2つは“超難関”ですね
メンタルケアカウンセラー®
資格の種類 | 民間資格 |
---|---|
学習方法 | 指定の講座を受講すると修了時に取得できる |
学習期間 | 6ヶ月~ |
難易度 | 低い |
資格取得にかかる費用 | 講座代 |
メンタルヘルスマネジメント®
資格の種類 | 民間資格 |
---|---|
学習方法 | 指定の講座を受講すると修了時に取得できる |
学習期間 | 3ヶ月~ |
難易度 | 低い |
資格取得にかかる費用 | 講座代 |

このあたりが一般的に知られている民間資格になります。
参考までに・・・
資格取得といえば『ユーキャン』を思い浮かべる方も少なくないと思いますが、ユーキャンではカウンセラーに関係する2つの講座を用意しているようです。資料を請求してみると、どんな内容なのか把握できます。
- 心理学入門「生活心理学」講座
- メンタルヘルス・マネジメント講座(検定・資格認定あり)
詳しくはこちら:
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さて、もしあなたが育児中だったり介護をしていたりで在宅ワークを探しているとしたら、家でカウンセラーとして稼げる方法を知っておかないといけませんよね。
そんな都合のいい話があるんでしょうか?
あるっちゃぁ、あります。
「ココナラ」で在宅カウンセラーとして開業する人がいる
ある日突然、「私は在宅カウンセラーをしています。ネットで話を聞きます」と宣言しても、だれも尋ねてくれません。ふつう、開業するならお店と宣伝が必要になります。
ネット上だとリアル店鋪は必要ありませんが、自分でネットショップを開くかブログやSNS等で集客する必要があります。
「そんな難しいこと、いきなり無理!」という人の場合、何らかのプラットフォーム(サービス)の力を借りて開業するのがベストです。
今、在宅でいろんな分野で開業している人たちに選ばれているのが「ココナラ」です。在宅カウンセラーたちにも選ばれています。

ココカラファインとは関係ありません。
ココナラとは
ココナラは、自分が持っているものを売ったり、自分が必要としているものを買ったりできる市場(マーケット)のような場所です。
ココナラで売り買いできるもの
- 知識
- スキル
- 経験
ココナラには「カウンセリングしてほしい」と思っている人がたくさん集まってきます。そんな人たちにカウンセリングしてあげればいいんです!
ココナラではこんな需要があります!
- 元気になる方法のアドバイスがほしい
- 愚痴を聞いてほしい
- 人間関係の悩みを相談したい
- 介護の悩みを聞いてほしい
- 話し相手がほしい など
ココナラは、売りたい人と買いたい人をつなげる場を提供するだけではなく、お金のやり取りや連絡のやり取りを仲介してくれます。個人的に依頼者と直接やり取りしなくて済むので安心です。
ココナラでカウンセリングを提供するための資格
ココナラでカウンセリングを提供するために国家資格や民間資格は必要ありません。
必要なのは、利用登録だけです。利用登録は無料で、年会費は発生しません。利用開始後は、「取引金額の何%」という形で手数料を支払うだけです。
まずどんなサービスが出品されているか確認しよう
手始めに、利用登録を済ませて「カウンセリング」というカテゴリーにどんなものが出品されているかチェックしてみるとよいでしょう。
「これなら私でも出品できそう!」と思うものがあれば、さっそくチャレンジしてみるのもアリです。
念のため、1回くらいは実際に自分がカウンセリングを受けてみるのも良いですね。「いいサービスだな」と思えたら、自分でも出品してみるとよいでしょう。
カウンセラーの資格があると信用されるのも事実
仮にココナラで開業するとしてもその他の方法で開業するとしても、資格がないよりはあったほうが有利なのも事実です。
カウンセラーとしての資格がなくても開業は可能ですが、資格がないことのほうが有利になる場面はほとんどないと考えてください。取れるんだったら取っておきましょう。
あなたが誰かにカウセリングをお願いしたいと思っているとします。
資格がある人とない人のどちらを信用しますか?
「有資格者」として証明書みたいなものが載っていると、それだけで少し安心できませんか?
もしそう感じるとしたら、あなたのことも人は同じように見るはずです。
といっても、育児や家のことをしながらスクールに行って資格を取るのは大変ですよね。となると選択肢は通信講座だと思いますが・・・意外と通信講座も続かない。
簡単便利に思えたオンライン教材ですが、実際に使ってみると教材には誤字が多く、誰が執筆したのか確認しようと思っても執筆者名が見当たりません。
お得な買い物と思ったのは購入時だけ。資格取得を目指して教材を選ぶ時には慎重であるべきだと気付かされました。
これから講座を選ぼうとしている方へ、いくらかでも参考になればと思います。
まとめ
今回取り上げた内容をまとめてみます。
- 資格がなくても「カウンセラー」を名乗ることはできる
- 求人で多いのは「臨床心理士」
- 臨床心理士や公認心理師は超難関資格
- 開業する人はココナラを使っている
- カウンセラー(資格なし)よりはカウンセラー(資格あり)のほうが信用される
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