実家を出て一人暮らしを始める
気分を変えて心機一転、別の地で生活したい
急に転勤・転職が決まった
あなたは今、このどれかを理由として賃貸物件探しを始めていますか?
物件探し自体はワクワクする作業でも、いざ気になる物件を発見したとき、ふと思うのが「遠いし何度も通えないじゃん」という現実です。
内見するために現地まで行くのも大変です。
内見が難しい理由
- 現住所が引越し先から遠い
- 引越しまで時間がない
- 希望のお部屋を見ることができない(まだ入居中)
- そもそも内見するのが面倒くさい
理由はさまざまですが、なんとなく今の日本の風潮では「不動産物件を決めるときには内見するのが常識」という感じですよね。
「でも内見に行けないよ!」
そんな人のために、この記事では「そもその内見って行ったほうがいいの?」という点を取り上げていきます。
この記事が新生活のスタートに少しでもお役に立てば幸いです。
1.内見って、行けなくてもいいの?
まず結論から。
内見って行くものなの?の答え=自分で決めて
「賃貸物件を契約するにはかならず内見しなければならない」〇〇条〇〇項…みたいな法律があるわけではありません。内見するかどうかは、その時の状況や個人の判断で大丈夫です。
実際、内見したくても行けない人、できない状況があるのは当たり前です。そもそも内見しなくてもいいという人もいれば、「内見できない物件なんて問題外」と考える人、飛行機を使ってまでして足を運ぶ人など、本当にいろいろです。
別に内見は行けなくてもいいので、行くかどうかは自分で決めましょう!
2.内見できない=お部屋選びに失敗する―ウソ?ホント?
内見できないと、お部屋選びに失敗するのでしょうか?
たしかに、失敗する確率は、内見しない場合と比較して高くなります。しかも、実際に住み始めて何か問題が発生したとき「内見しておけば、こんなところ住まなかったのに…」と思ってしまう確率は高くなります。
それで、もし内見できる状況なら、できるだけしておいたほうがいいです。
3.お部屋選びで後悔している人の学びを生かそう
内見に行けたかどうかにかかわりなく、お部屋選びに成功したという人と、失敗したという人がいます。
お部屋選びで後悔している側の人は、具体的にどんな点を悔やんでいるのでしょうか?どんな点を不満に思っているのでしょうか?
すべてではありませんが、よくある声をまとめてみました。住人の質が最悪だった(マナーが悪い)
✓物件が全然管理されていなくて、自分で共有部分を掃除する羽目になった
✓隣の人のいろんな声が聞こえる
✓事前にネットで見ていた間取り図面と、実際の部屋が違っている
✓ネット上の動画や写真には写していない大きなキズや汚れがあった
✓排水口からのにおいがスゴイ
✓なぜか携帯の電波が悪い
✓夜になると家の周りがめちゃくちゃ暗い
✓駐輪場が一杯で停められない
✓車が駐車場から出にくい
✓すぐにブレーカーが飛ぶ(アンペア数が足りていない)
✓コンセントが足りない。トイレにないし、部屋にも足りない
挙げていくと1ページを丸々使ってしまいそうです。
この中には、内見をしたとしても、実際に住んでみて初めて気づくものが含まれていますが、ほとんどは事前の確認で知ることができたであろう項目です。
ということは、もし内見に行けないとしても、あとになってから後悔する可能性のあるポイントについて最初から確認しておけば、賃貸住宅選びに失敗する確率を減らすことができます。
では、内見に行けないときでも成功するポイントとはどんな点でしょうか?
4.内見に行けないときでも成功するポイントとは
もし内見に行けないことがわかっているなら、その中でベストをつくすことに思いを向けましょう。
基本的には、先に紹介した「後悔ポイント」をチェックリストにして、不動産仲介会社が公開している情報を確認したり、事前に具体的に聞いてみたりして確かめておくとよいでしょう。
□ どんな人が住んでいますか?
□ 住人の間でゴミや騒音のトラブルはありますか?
□ 共有部分の掲示板にはどんな貼り紙がありますか?
□ 物件の管理は誰がしていますか?
□ 建物の構造や壁の構造・素材について教えてください
□ ネットに載っている間取り図は、実際の部屋のものですか?それともイメージですか?
□ ネット上の動画や写真には写っていない、気になるキズや汚れはありますか?
□ 電波状況はいかがですか?
□ 物件周り、近所の街灯は大丈夫でしょうか?
□ 駐輪場は空いていますか?
□ 物件の前の道路の交通量はどうですか?
□ アンペア数はいくつですか?
□ コンセントの配置を教えてください。
確認すべきなのは周辺マンション・アパートの家賃相場情報だけではないんです。
こんなことを全部聞くと嫌がられるのではないか…と思いますよね。もし嫌がるようなら、そんな不動産仲介会社と契約するのはやめておきましょう。
細かな点を不動産仲介会社に確認することと共に、もう少し大きな目で、お部屋選びに成功するためのポイントを見ておきましょう。5つです。
- 部屋の間取りについてよく考えよう
- 家賃相場を比較してみよう
- 自分の生活スタイルを考えて、生活圏内にそれらの施設があるか確認しよう
- 不動産仲介会社との相性を確かめよう
- 何でもお願いしちゃおう
順番に見ていきましょう。
4-1.部屋の間取りについてよく考えよう
基本ですが、部屋の間取りを最初に決めておきましょう。
一人暮らしなら、1R、1K、1LDK、2DKなど、どの間取りまでOKでしょうか。
事前に間取りのサンプルなどを見ながら、「せめて1K~1LDKの間かな」など絞り込んでおきます。
間取りを決めずに予算だけ決めてしまうと、妥協して1Rとかに住んでしまって、あとから「狭い!調理もできない!」となってしまう可能性が高いです。
4-2.家賃相場を比較してみよう
希望する間取りを決めたら、次は家賃相場を比較してみましょう。
特定のエリアに決めている場合は別にして、職場や学校の位置からして、選択できる沿線、エリアが複数存在するものです。それらを比較してみましょう。
職場までの通勤時間が同じで、街の利便性もそれほど変わらないようなら、家賃相場が安いほうにするとお得かもしれません。そんな比較をしてみましょう。
4-3.自分の生活スタイルを考えて、生活圏内にそれらの施設があるか確認しよう
家賃相場で比較してお気に入りのエリアが2つか3つ見つかったら、今度はそのエリアの利便性を確認してみましょう。
たとえば、歩いて行ける距離や車で10分位の距離にどんな施設があると嬉しいですか?
図書館? 病院? 本屋さん? 飲み屋街?
人によって「これがあるといいな」と思う施設は異なると思いますが、自分の場合はどうか考えてみるとよいでしょう。
4-4.不動産仲介会社との相性を確かめよう
だいたい絞り込んだ時点で、いよいよ具体的に話を進めていきます。そのための大きな一歩は不動産仲介会社との接触です。
メールや電話で問い合わせをして話を進めていくのが一般的です。1つの会社としかやり取りしてはいけないというルールはありませんので、複数の会社と連絡を取りながら相性を見ていくとよいです。
とくに内見に行けない人にとっては、「どの程度まで不動産仲介会社の担当者が親身になってくれるか」が大きな分かれ道となります。
「この人なら何でも言えるかも」という人に巡り合ったら、そこで話を詰めていきましょう。
4-5.何でもお願いしちゃおう
「この人なら何でも言えるかも」という担当者を見つけてからが勝負です。内見に行けない場合は、とにかく何でもお願いしてしまいましょう。
気になる場所の写真を撮って来てもらったり、知りたい場所の寸法を測ってきたり、そんなお願いをするのです。言ってみれば、自分の代理で内見に行ってもらえるのです!
そんなことまでしてくれる担当者を探すことが大切ですね。
5.内見に行けない状況でおすすめの不動産仲介会社ってあるの?
内見に行けない状況でおすすめの不動産仲介会社について知りたいかもしれません。
残念ながら、どのエリアで探すか、どんな物件を探すかによって違いがあるため、すべての人に共通する“おすすめ”を提示することはできません。
ただ、内見に行けない人にとって「使ってみると面白いかも」というサービスが2つあるので、ここで紹介しておきます。
5-1.チャットでやり取りできるオンライン上の不動産屋さん「ietty(イエッティ)」
はっきり言って、不動産屋さんの中でダントツおすすめ!というわけではありませんが、時間がないときや、なかなか現地まで行けないときに便利な不動産屋さんです。
チャットで気軽に話を進めていけますし、人工知能(AI)が物件を上手にピックアップしてくれる楽しみもあります。
利用登録は長くても5分あれば終わりますよ。
確認してみる:イエッティ
※ イエッティについてもっと詳しく知りたいときは、イエッティ(ietty)の評判や口コミ・仲介手数料は?が便利です。
5-2.内見不要の人に特化したAWANAI賃貸
そのままですが、会わないでいい賃貸のAWANAI賃貸。いまその斬新さが評価されて、問い合わせ件数が増えているようです。
会わなくてどうするかっていうと、すべてをLINE、郵送で行ないます。なんとカギまで郵送で、受け取りに行かなくてもいいんです。
そんな新感覚の体験は、公式サイトのLINE「友だち追加」から始められますよ。
関連記事:【超簡単】LINE友だち追加だけで始めるAWANAI賃貸の使い方
まとめ
内見に行けないときのノウハウ的な記事になりましたが、いかがだったでしょうか?
内見に行けるならぜひ行っていただきたいと思いますが、行けないならその状況で最大限の工夫をしてお部屋選びに成功するようにしましょう!
お部屋選びに成功すれば、その先には快適で楽しい生活が待っていますよ!