auの料金が高いのはなぜか。
それには、以下の5つの理由が関係しています。
- 高品質なネットワークの維持管理にお金がかかるから
- 最新技術に投資しているから
- 付加サービスを提供しているから
- 店舗とカスタマーサポートが充実しているから
- ユーザーが使い続けてくれるから
この記事では、auの携帯料金が高い理由から始めて、高くても使い続けるメリットはあるのか、通信費を今より安くしたい場合はどうしたらいいかについて解説します。
ちなみに、私はauやdocomo、ソフトバンクを使った経験があります。MVMOのサービスが出始めてからは、格安スマホのmineo(マイネオ)に乗り換えて通信費を以前の5分の1に抑えることに成功しました。
auの携帯料金が高い5つの理由
auの料金が高いことには、こんな理由があります。
●理由① 高品質なネットワークの維持管理にお金がかかるから
auは日本全体に高品質なネットワークを提供しています。そのためにこれまでたくさんのお金を投資してきました。高速で安定した通信サービスを維持管理するためにはかなりのお金がかかります。それが料金の高さという形で反映されています。
●理由② 最新技術に投資しているから
5G、さらにその先へと、最新通信技術への投資も必要です。設備投資のためには莫大な資金が必要であり、それがユーザーの料金に転嫁されています。
●理由③ 付加サービスを提供しているから
auは通話と通信機能以外にも付加サービスを提供しています。例えば、音楽やビデオストリーミングサービスの無料利用などの特典が含まれることがあります。これらのサービスは、料金を押し上げる要因となっています。
●理由④ 店舗とカスタマーサポートが充実しているから
auは全国に多数の店舗を構えています。質の高いカスタマーサポートを提供しています。これらの店舗を維持し、スタッフを雇用するためにはかなりのコストがかかり、それも料金に反映されます。
●理由⑤ ユーザーが使い続けてくれるから
auは長年にわたりブランドを築き上げてきました。auを使っていれば安心!という良いイメージがあります。ユーザーが使い続けてくれるから、無理な値下げはしなくてもいいのです。
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ちなみに、携帯電話の利用料金が高いのはauだけではありません。ドコモもソフトバンクも高いです。
日本の大手キャリアの通信料金は高い
日本の大手キャリアの通信料金は高いことで知られています。
その現状に対して、菅官房長官(当時)を中心に国はこれまでいろいろな提言を行ってきました。
- 4割程度下げる余地がある(2018年8月)
- 縛り契約の見直しや料金体系の変更へ(2019年9月中旬)
- 料金水準は諸外国と比べて依然として高く、大手3社の利益率が20%と高止まりしている
- ドコモが新プラン「ahamo(アハモ)」を発表(2020年12月)
- KDDIが「Povo(ポヴォ)」を発表
- ソフトバンクが「LINEMO(ラインモ)」を発表
2024年現在も、auの携帯料金は依然として高止まりしているのが現状です。
でも、高いことが悪いこととは限りません。人によっては「値段相応」「コスパが良い」「それだけの料金を払う価値がある」と言えるかもしれません。
高くてもauを使い続けることにはメリットがある
料金が高いと感じてもauを使うメリットが確かにあります。
まず、通信回線が高品質で安定しています。そして、万全のサポート体制が敷かれています。
通信回線が高品質で安定している
auは通話と通信の品質が良く、安定してつながります。日本全国どこにいても電話ができますし、音声がクリアに聞こえます。
最近話題の格安スマホ(MVNO)を使ってみるとわかるのですが、auは断然速度が速く、インターネットにつなげるときに快適に使えます。
サービスの品質を考えると、それだけの料金を払う価値があると判断することもできます。
万全のサポート体制が敷かれている
auは利用者に対して万全のサポート体制を敷いてくれています。
とにかく、買うときも買い替えたいときも、使い方がわからなくて困っているときも、お店(au Style/auショップ)に行けば何とかなります。丁寧にサポートしてくれます。
初めてのスマホで不安なときやもっと便利にスマホを楽しみたいときは、auのお店でやっている「auスマホ教室」に参加すればどんどん上達します。
auを使うメリットを一言でまとめると、「品質が良くてサポートがあるので安心」です。
これからも安心してスマホを使いたいなら、auはお値段以上と考えることもできますね。
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「やっぱり余計な部分にお金を払うのはイヤ」「できるなら通信費を安くしたい」という節約志向の人も多いはず。私もそちらのタイプですので、ある段階で見直してauから他社に乗り換えました
やっぱりauは高い!と思う場合に具体的に何をどうすればいいか解説します。
今より携帯電話料金を安くするには
今より携帯電話料金を安くするには、以下の4つの方法の中から1つを選んで試してみてください。
実体験からおすすめしたいのは、4番目の「格安スマホに乗り換える」です。
- auショップで料金を見直す
- UQ mobileかpovoに変更する
- 楽天モバイルに乗り換える
- 格安スマホに乗り換える
auショップで料金を見直す
auを使い続けたいけど今より少しでも料金を安くしたい。そんなときは、auショップに行って料金見直しの相談をしてみましょう。
具体的には、以下の点を見直すと毎月の料金が下がるかもしれません。
- 契約プランは最適か
- 不要なオプションが付いていないか
- セット割や割引サービスを適用できそうか
良心的なスタッフに当たれば、少しでもお得になるように一緒に考えてくれます。
auショップの販売スタッフにはインセンティブ制度がありますので、個人の成績アップだけを考えた提案をしてくる可能性がありますので、この点には注意してください。
auショップで相談するときは、提案される内容を参考に自分の頭で考えて決定することをおすすめします。
UQ mobileかpovoに変更する
UQ mobileかpovoに変更して、auの回線を使い続けながら今より携帯代を安くすることができます。
UQ mobileはauのサブブランドで、料金プラン、データ容量、サービス内容、オプションの有無に違いがあります。
Povo(ポヴォ)は、契約やサポートがすべてオンラインになっています。
楽天モバイルに乗り換える
ドコモ、KDDI、ソフトバンクに楽天モバイルを加えて4大キャリアと呼ぶことがあります。2024年6月から、楽天モバイルは大手3キャリアが有していた「プラチナバンド」を使用できるようになっています。
auから楽天モバイルに乗り換えると、ほとんどのケースで今より携帯電話料金が安くなります。楽天モバイルの最大の魅力は、なんといっても料金の安さです。
住んでいる地域で楽天モバイルの通信環境に問題がないようなら、この機会に乗り換えを検討してもよいかもしれません。
格安スマホに乗り換える
本気で毎月の通信費を削りたいなら、格安スマホ(格安SIM)への乗り換えがおすすめです。
いまauを使っているなら、こんな会社に乗り換えることができます。
- mineo(マイネオ)
- IIJmio(アイアイジェイミオ)
- イオンモバイル
格安スマホ会社は、挙げていくとたくさんあります。ただ、その中にはサービス提供をすぐにやめてしまうかもしれない会社もありますので、実績があって信頼できる格安スマホ会社を選んでおくと安心です。
私が乗り換えたmineo(マイネオ)はおすすめです。