メディオスターでのヒゲ脱毛を考えていますか?
ヒゲ脱毛をしているけれど、思うように減っていかない。メディオスターで正解だったのかなぁ・・・
メディオスターの効果に疑問を感じていますか?
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私自身はゴリラクリニックでメディオスターNeXT PROとヤグレーザー(ジェントルヤグ)の両方を使ってヒゲ脱毛をしてきました。今の時点で合計17回、そのうちメディオスターNeXT PROで8回、9回はヤグレーザーです。
果たしてメディオスターNeXT PROはヒゲ脱毛に最適なんでしょうか?不向きなんでしょうか?
経過観察とともにお伝えしていきます!
メディオスターはヒゲ脱毛に効果がない?
脱毛マシンとしては最新のメディオスター。
気になるのは「ヒゲ脱毛に向いているかいないか」ですよね。
【前提】メディオスターは永久脱毛できるよう設計されている
前提として、メディオスターは全身の毛に対して永久脱毛できるよう設計されています。女性の毛も、男性の濃い毛も、体毛もヒゲもです。
繰り返しになりますが、メディオスターの特徴は「毛の再生を防ぐこと」です。
【事実】最初の1,2回では効果を実感しにくい
ヒゲ脱毛の効果=見た目の変化・・・目に見えてヒゲの量が減ってほしい。毎朝のひげ剃りが楽になってほしい・・・
そう考えていると、メディオスターではガッカリしてしまうかもしれません。
もちろん、最終的には(つまり回数を重ねることで)脱毛が完了するわけですが、メディオスターの場合、仕組み的に最初の1,2回では効果を実感しにくいです。
メディオスターはバルジ領域を破壊して毛への栄養供給をストップさせて再生しない仕組みなので、自然に毛が抜けたり生えにくくなったりするには1ヶ月かそれ以上かかってしまいます。
“ヌケ感”を求めるならYAGレーザーがおすすめ
もし脱毛後の“ヌケ感”を求めるならショット式のYAGレーザーがおすすめです。
YAGレーザーでヒゲを照射してもらうと、脱毛後2週間目からポロッ、ポロッとヒゲが抜け落ちてきます。2週間目の終わりにはツルツルになります。
とはいっても毛は再生しますので、毛周期に沿って2ヶ月くらい経過するとまた生えてきます。脱毛を重ねていくうちに再生しなくなっていきます。
メディオスターはヒゲのデザイン脱毛には向いていない
もしヒゲのデザイン脱毛を希望しているなら、メディオスターよりもYAGレーザーなど従来の脱毛機器を選択するとよいです。
その理由は、照射ヘッドの大きさにあります。
メディオスターの照射ヘッドは大きいので小回りがききません。それに対してショット式のヘッドは小さいので細部の調整に向いています。
メディオスターがおすすめなのはこんな人
結局、従来の脱毛機器でもメディオスターでもヒゲ脱毛に対応できます。
各自が「自分にとってのメリット」や「好み」で選ぶことになります。
参考までに、メディオスターはこんな人におすすめです。
メディオスターはこんな人におすすめ
- 痛いのが苦手
- 肌荒れや毛嚢炎が心配
- 照射後の泥棒ヒゲは勘弁してほしい
- できるだけ早く脱毛を完了させたい
痛いのが苦手
痛いのが苦手なら、迷わずメディオスターを選びましょう。
これは私自身の実体験でも確認済みです。YAGレーザーとメディオスターのどちらも麻酔なしの状態で経験していますが、YAGレーザーは我慢の限界を超えそうになることがあります。
ただなんとか看護師さんの手前、平静を装っているだけです 笑
恐怖を与えるようですが、とくにヒゲが濃い人の場合、YAGレーザーだとアゴ部分と鼻下はめちゃくちゃ痛いです。1ショットごとに恐怖です。
肌荒れや毛嚢炎が心配
もともと肌が荒れやすかったり毛嚢炎(もうのうえん)が心配なら、メディオスターのほうが無難です。
毛嚢炎については以下の記事を参考にしてください。
関連記事:ゴリラクリニックのヒゲ脱毛で毛嚢炎はできる?【通院中の筆者による解説】
従来の脱毛機器だと、強力なレーザーが肌の奥深くまで達するので、照射後に赤みや軽いやけどのような症状が出ることがありました。
また、毛根周辺がダメージを受けて細菌に感染することで毛嚢炎ができやすくなってしまいます。
その点メディオスターは弱いエネルギーでじわじわと熱を与えていくので肌へのダメージが少なくて済みます。
ちなみにメディオスターのハンドピースには冷却装置が付いているので、冷やしながら照射してもらえますよ!
照射後の泥棒ヒゲは勘弁してほしい
照射後の泥棒ヒゲは勘弁してほしいなら、やっぱりメディオスターをおすすめします。
YAGレーザーなどショット式の脱毛機器で照射してもらうと、生えているヒゲの毛先がベチャッとつぶれてしまいます。つぶれて先っぽが広がった状態になるんです。
つぶれて先っぽが広がった状態の毛が表面に出てくると・・・まるで泥棒のようにヒゲが濃く見えてしまうんです。
もちろん一過性のものなので、1週間くらいしたら落ち着いてきます。
でも、営業職だったり人前で恥ずかしい思いをしたくなかったり・・・というときは、メディオスターのほうが無難ですよね。
できるだけ早く脱毛を完了させたい
脱毛完了(つまり自分が納得するゴールの状態)までの期間で考えると、じつはメディオスターのほうが早いと考えられています。
ところで、脱毛機器は「あれ」か「これ」なんでしょうか?「あれ」と「これ」ではだめなんでしょうか?
最初にYAGレーザーを選んだら、途中で変更はできないんでしょうか?
メディオスターNeXT PROとは
最初に、「メディオスターNeXT PRO」について正確に理解しておきましょう。
「正確に」といっても、難しい話は抜きにして必要な点だけ含めますね。
メディオスターNeXT PROは最新の脱毛機器
メディオスターNeXT PRO(以下メディオスターと書くこともある)は、最新の脱毛機器です。最新なので、「従来の脱毛機器」と「メディオスター」と分類されることも。
メディオスターは、大きなくくりで言うと「ダイオードレーザー」の一種です。
ダイオードレーザーは、人気の脱毛機器として日本の多くのクリニックで採用されています。
ダイオードレーザーの種類
- メディオスターNeXT PRO
- ソプラノアイス・プラチナム
- ライトシェアデュエット
- ベクタス など
メディオスターNeXT PROの特徴(脱毛の仕組み)
メディオスターNeXT PROは「蓄熱式」です。
ショット式と蓄熱式の違い
ショット式 | 蓄熱式 | |
特徴 | 毛根(毛母細胞)に狙いを定めて強力に照射 | バルジ領域に対して連続照射 |
脱毛効果 | 濃くて太い毛に対して効果的 | 太い毛だけではなく産毛にも効果的 |
痛みの度合い | ゴムでパチっと弾かれるような強い痛み | “熱さ”を感じるような痛み |
個別に詳しく見ていきましょう。
照射はバルジ領域だけがターゲット
メディオスターは、バルジ領域にターゲットを絞って照射します。
バ、バルジ領域??
私たちに生えている毛の一番奥は毛乳頭、その手前の浅いところがバルジ領域です。
従来の脱毛機器では毛乳頭(毛母細胞)とバルジ領域の両方をバチッと照射します。
一方、メディオスターではバルジ領域だけを破壊します。
このバルジ領域の役割は毛根に栄養を与えること。栄養源を破壊してしまえば発毛できなくなってしまう。だから新たに毛が生えなくなるんです。
痛みが少ない
痛みの感じ方には個人差がありますが、メディオスターのほうが痛みが少ないと評判です。
なぜなら、痛みの与え方が違うからです。
従来の脱毛機器はショット式なので「バチコーーン」と強い一発を肌に与えます。そのためゴムで思いっきり引っ叩かれたような痛みを感じます。
しかもその弾きが連発・・・
メディオスターは蓄熱式。つまり熱を蓄えてじわじわと照射するタイプなので、「バチコーーン」と弾くのではなく、肌の上を照射ヘッドが滑っていく感じです。
無痛とはいきませんが、「ちょっと熱いぞ!」という痛みの感じ方です。
照射スピードが速い
メディオスターを使うほうが照射スピードが上がります。
照射スピードが上がれば、その分だけ脱毛にかかる時間が短くなります。
とくに全身脱毛のときはありがたいですよね。
なぜ照射スピードが速いのか。それはやっぱり仕組みの違いにあります。
従来の脱毛機器だと、1箇所ずつ「バチコーーン」とショットしていかないといけません。それに対してメディオスターなら肌の上を滑らせていけばいいので、よりスピーディに進むんです。
産毛に対応できる
メディオスターのほうが、毛を黒くする成分であるメラニン色素が少ない産毛に対しても効果的です。
色黒肌でも照射OK
メディオスターは、色黒の肌にも対応しています。
従来の脱毛機器では、肌が黒い(メラニン色素が多い)と強く反応し過ぎてしまい、ヤケド等の肌トラブルを招くことがありました。
そのため、「日焼け肌はお断り」となることがありました。
メディオスターのほうが色黒の肌にも対応しやすいです。
でも、日焼け直後の火照った肌で行くと断られますよ。
ゴリラクリニックで聞いたのですが、毎月何人かは日焼けが原因で照射できずに帰らされるそうです。
ここで1つ。
なんとなく「メディオスターのほうがいいですよ~」と感じるかもしれませんが、ヒゲの場合はどうなんでしょうか?
従来の脱毛機器のほうが太くて濃い毛に対して効果がありそうです。メディオスターはヒゲ脱毛には向いていないのでしょうか?
ゴリラクリニックならその都度マシンを変更できる
ゴリラクリニックには、YAGレーザーとメディオスターが両方完備されています。
しかも、自分次第でコロコロと器械を変更できるんです!
医師の診断や経過観察によっては、脱毛機器が指定されることもあります
ゴリラクリニックでは、照射後に次回の予約を取ることができます。その際「次回は器械はどうされますか?同じでいいですか?」と聞いてくれます。
そう考えると、最初から「どの脱毛機器にしたらいいんだろう・・・」と深く悩んだり一生懸命調べたりしなくても、途中でフレキシブルに変えていけばいいだけの話なんです。
ゴリラクリニック以外にも、その都度脱毛機器を選べるクリニックがあるかもしれません。目下、調査中です。
ヒゲ脱毛中の私がおすすめするマシンチョイス【余談】
余談ですが、私自身が経験に基づいておすすめするマシンチョイスをご紹介します。
これは、実際にゴリラクリニックの看護師さんにも確認し、「おすすめですよ」と言われた方法です。
まずメディオスターでヒゲ自体を薄くする(最初の3,4回目安)
↓
YAGレーザーで一気にバチコーン(数回)
↓
仕上げにメディオスター(産毛とか手強い毛を処理するため)
もちろん唯一の正解ではありません。参考までに。
蓄熱式では効果が出ないことがあるから、ショット式もあるクリニックを選ぶのが正解
ちょっとわかりにくい見出しになってしまいました 汗
ぶっちゃけ、脱毛機器には相性というものが存在するらしいです。
しかも、やってみないと相性はわからないそうです。
カウンセリング時に「あなたのヒゲや肌タイプなら〇〇ですね!」と見立ててもらえればいいのですが、そうもいかないようです。
これもゴリラクリニックスタッフに実際に聞いた話ですが、ヒゲ脱毛の効果の出具合は人それぞれ、あるマシンでなかなか思うようにいかなかった人が別のマシンに切り替えたとたんにみるみる綺麗に!というケースがあるようです。
となると・・・
蓄熱式とショット式、この両方の脱毛機器を備えているクリニックを選ぶと安心です。
両方持っているクリニックが増えていますが、街の個人経営クリニックでは1種類しか用意していないことがあるので注意してください。
今回はメディオスターでヒゲ脱毛を考えている人を想定して書いてきました。
理想の姿を手に入れるために、これからも悩みに悩んでいきましょう!