除毛クリームを使えば、髭が溶けてきれいになくなるかもしれません。
でも、除毛クリームでの髭処理は危険です。絶対にやめてください。
除毛クリームを顔に塗るのは危険
除毛クリームを顔に塗るのは大変危険です。
除毛クリームのしくみを考えると「顔に塗るべきではない」と判断できる
除毛したい箇所にクリームを塗って10分くらい放置したあと、タオル等で優しく拭き取ってシャワーで流すと毛がなくなっている。これが一般的な除毛クリームの使い方と効果です。
除毛クリームには毛を溶かす成分が配合されています。アルカリ性の成分によって、塗布した部分の毛のたんぱく質が一気に溶けていきます。
毛だけ溶けてくれるならいいのですが、同時に肌の角質も溶かしてしまう可能性が高いため、十分注意して使用すべきです
アルカリ性の洗剤やセスキ炭酸ソーダを使って掃除をした経験がありますか？
手袋をしないまま素手でアルカリ性のものを使って掃除していると、少ししたら手の皮がヌルヌルと柔らかくなってくるはずです。ヌルヌルを通り越すと、表面がボロボロになっていきます。
顔にアルカリ性のものを直接塗ると、同じようにヌルヌルになって、度が過ぎるとボロボロになってしまいます。
消費者庁が「顔に使わないで！」と注意喚起している
除毛剤に関連して、消費者庁は「顔に使わないで！」と注意喚起しています。
相談の中には、「髭を除毛しようと思って使ったら肌が赤くなった」「発疹が出た」など深刻な肌トラブルを招いたケースが含まれています。
いきなり顔面には使わず、使用方法や肌に合うかどうかを事前に確かめるよう呼びかけています。
ほとんどのメーカーは顔への使用を禁止している
ほとんどのメーカーは、除毛クリームの顔への使用を禁止しています。たいていは、脇や腕、脚などボディへの使用を想定してつくられています。
たとえばGATSBY除毛クリームは「頭部（毛髪等）、顔面（眉毛、まつ毛、ヒゲ等）、粘膜、デリケートゾーン、損傷、はれ、湿疹、ただれ、その他炎症を起こしている部位には使用しないでください」と注意書きしています。
肌トラブルを甘く考えてはいけません。除毛クリームを顔に塗るのは危険なので、安易に試すことがないよう注意してください。
どうしても使いたいなら「髭もOK」のものを
強いアルカリ性が肌を刺激するので。除毛クリームでのヒゲ脱毛はおすすめしないというのが私のスタンスです。
どうしても使いたいなら、「髭にも使える」と書いてある商品の中から選んでください。
ほとんどの除毛クリームは顔面NGですが、頑張って探していくと「髭にも使える」と書いてある除毛クリームが見つかります。
ボリ除毛クリームを推奨しない立場ですし、実際に自分が使って安全性を試したわけではないので、商品の紹介は控えます。
仮に顔に使っていいと書いてあっても、思うような結果が得られるかどうかは別の話です。男性の髭は濃くて太いですから、肌にやさしい仕様になっていると今度は効果が弱くて満足する結果が得られないかもしれません。
髭にも使える除毛クリームだから絶対に肌トラブルが起きない！なんて保証はありません。もし使うなら、かならず使用前に狭い面積でテストを行って、自分の肌に合うかどうかチェックしてください。
これから除毛クリームの購入を考えているなら、1回分（または1本）だけの購入にとどめておきましょう。定期コースに申し込んでしまうと、自分の肌に合っていないのに使い続けることになったり、肌トラブルで解約したくてもできなかったりと、いろんな不具合を経験する可能性があります。
◇参考◇
国民生活センター
除毛クリームが効いても2週間後にまた生えてくる
仮に除毛クリームでうまく髭を溶かすことができて、肌トラブルをまったく経験しないとしても、2週間から1か月もすれば何事もなかったかのようにビッシリと髭が生えそろってきます。
いつもきれいな状態を保つためには、かなり短いスパンで除毛しなければいけません。素晴らしい除毛クリームを手に入れたとしても、その先に待っているのはひたすら除毛を繰り返す日々なのです。
脱毛効果が半永久に続くならいいのですが、そういうわけにはいきません。
髭を効果的に処理する方法
髭を効果的に処理することを考えると、ヒゲ脱毛がおすすめです。
そしてヒゲ脱毛の中で特におすすめなのはクリニックでの医療脱毛です。6回以上繰り返すと半永久的な脱毛効果が得られて、見た目が改善されて毎朝の手入れがかなり楽になります。
私はゴリラクリニックでヒゲ脱毛を受けて、今では髭の悩みから解放されています。
当サイト『ウレルカ』では、私がヒゲ脱毛を始める前に調べたこと、実際にヒゲ脱毛を体験してみて気づいたことを記事にまとめています。気になる見出しがあればぜひチェックしてください。