髭が濃くて、頑張って剃っても青く見える・・・
この髭、なんとかならないかな・・・
この記事では、青髭になる9つの原因と3つの対策を取り上げます。私自身、青髭について真剣に悩んでいましたが、その悩みは今では過去のものになっています。
青髭になる9つの原因
青髭になる原因として、遺伝的要素、筋トレの影響、喫煙、ストレス、不規則な生活、食生活の乱れ、毛抜きで髭を抜いている、髭の剃り方が間違っている、顔の色が白い、この9つが考えられます。この中で最大のものは遺伝的要素であり、あとの原因の影響は遺伝的要素と比べると微々たるものです。
●遺伝的要素
遺伝的要素によって、青髭になりやすい人とそうではない人が出てきます。遺伝的要素によってすべてが決まっていると言っても過言ではありません。
遺伝子が私たちの身体や性格にさまざまな影響を与えることはよく知られています。当然、髪の毛や髭の形成にも一定の影響を及ぼしています。遺伝的要素は自分では変えられません。受け入れることが大切です。
遺伝子検査によって自分の遺伝的傾向を知ることはできます。遺伝的傾向がわかっても、青髭の改善が見込めるわけではありません。しかし、自分の健康上のリスクを知って意識し、必要な対策を講じることには一定の意味があります。
日本で遺伝子解析サービスを提供している会社はいくつかありますが、私は日本で最初に個人向け大規模遺伝子解析サービスを開発したジーンクエスト社のキット(株式会社ユーグレナと連携)を使いました。
●筋トレの影響
筋トレを習慣にすると、髭が濃くなることがあります。筋トレによってテストステロン(男性ホルモンの一種)が多く分泌されるようになり、このテストステロンによって髭の成長が促進されるからです。
実際に「筋トレを始めてから髭が濃くなった」という声を聞くことがあります。
●喫煙
長年の喫煙習慣によって髭が濃くなっていくことがあります。喫煙によって、男性ホルモンが盛んに分泌されるようになるからです。男性ホルモンの過剰分泌は青髭の原因になります。
喫煙によって、いわゆる“有害物質”が体内に入り込みます。それら有害物質を排出しようとするために、男性ホルモンがたくさん出るというメカニズムです。
●ストレス
ストレスが青髭の原因になることが考えられます。ここでもホルモンバランスが関係してきます。ストレスを溜め込むと体内のホルモンバランスが乱れてしまい、男性ホルモンがたくさん分泌されることがあります。
●不規則な生活
不規則な生活の中でも、とくに睡眠不足は青髭の原因になり得ます。眠っている間に分泌される成長ホルモンのおかげで、私たちの体内のホルモンバランスは上手に調整されます。つまり、睡眠が足りていないと十分にメンテナンスができなくなってしまうわけです。ホルモンバランスが乱れると、男性ホルモンが優位になって髭を濃くしてしまうことがあります。
●食生活の乱れ
何をどれくらい食べるか。これも青髭と多少の関係があります。とくに何も気にせず食べていると、気づいたらホルモンバランスが乱れてしまう可能性があります。
バランスの取れた食生活の基本は、主食(ごはんなど穀類)、主菜(肉や魚、卵や大豆などタンパク質を主体にする)、副菜(野菜、きのこ、海藻など)、汁物(お味噌汁など)を組み合わせた食事です。大豆製品には、男性ホルモンをコントロールする働きがあります。
●毛抜きで髭を抜いている
毛抜きで髭を抜くと、根元から毛がなくなるので見た目が改善されます。しかし、やがて髭が成長しようとするときに「埋没毛」になる危険があります。埋没毛とは、皮膚の表面に埋もれてしまった毛のことです。毛抜きで強引に抜いてしまうと、そのあと生えてくる毛が肌の表面に出ることができず皮膚の下でそのまま成長してしまい、黒いブツブツのように見えてしまう可能性があります。
毛抜きには埋没毛による細菌感染の危険、毛嚢炎の危険、色素沈着を引き起こして黒いシミのようなものができてしまう危険が伴いますので、今すぐ中止してください。
●髭の剃り方が間違っている
髭を剃っていることと、正しく剃れていることには違いがあります。髭の剃り方が間違っていてきれいに剃れていないと、夕方には青々してしまいます(参考:髭が夕方には生えてきて1日持たない)
髭をきれいに剃るためには、電気シェーバーよりT字カミソリのほうが良いと言われています。T字カミソリの中でも、5枚刃のものを選ぶとより効果的です。時短効果で電気シェーバーを使うとしても、剃る前に蒸しタオルなどで肌を温めると効果的です。
●顔の色が白い
顔の色が白いと、髭が目立ってしまいます。これは、皮膚の色と髭の黒さ(青さ)とのコントラストによります。
髭が青く見えるのはなぜか。しれは、毛穴の中に残っている髭が光に当たって青く見えるからです。私たちの血管を流れる血は赤いのに、外からは青く見えるのと同じ理由です。色白の人のほうが髭が目立ちやすく、髭の本数が多かったり1本1本が太かったりすると、周りからは“真っ青”に見えてしまいます。いわゆる泥棒ヒゲ状態です。
青髭状態を少しでも緩和させるために、筋トレの頻度やメニューを見直す、禁煙する、ストレスを溜め込まない、規則正しい生活・食生活を意識する、髭を正しく処理するなど具体的な取り組みを始めることができます。
とはいえ、基本的に私たちの髭の生え方や量、濃さなどは遺伝的要素によって決まっていて、いくら改善を図っても劇的な変化は期待できません。
では、青髭を解消するためにどんな対策が有効なのか。次の項目で取り上げます。
青髭解消に役立つと言われる3つの対策
青髭解消に役立つと言われているのは、脱毛、BBクリームやコンシーラーでカバーする、抑毛ローションの継続使用の3つです。根本的な解消を目指すなら脱毛がおすすめです。
●脱毛
ヒゲ脱毛することで、青髭の悩みから半永久的に解放されます。
レーザーなどを使用して髭の根元を破壊し、再び生えてこないようにするのがヒゲ脱毛です。ヒゲ脱毛にはある程度の費用がかかります(平均は15万円)し、1回で完了するわけではなく、個人差があるものの6回~12回、または15回かそれ以上通うことになります。
私はゴリラクリニックという、なんとも変わった名前の脱毛クリニックでヒゲ脱毛を受けました。結果として、今は青髭の悩みがなくなり、毎日の憂鬱な髭剃りからも解放され、周りからも清潔感があると言われるようになりました。
家庭用脱毛器はおすすめしません。誰が操作しても事故が起きないよう弱い光しか出ません。女性の体毛ならまだしも、男性の太い髭にはほとんど意味がありません。
●BBクリームやコンシーラーでカバーする
BBクリームとは、ファンデーション機能をベースに、美容液や日焼け止め、化粧下地などがセットになったアイテムのことです。口周りを含め肌の色ムラを簡単にカバーできるので、メンズの間でも愛用者が増えています。
コンシーラーは、シミやニキビ跡などをピンポイントでカバーするためのコスメです。
青髭を隠すため使用する場合は、髭に対応しているメンズ専用のものを購入するようにしてください。女性用のものを買ってしまうと、男性の肌には色合いが合わないことがあるので注意してください。BBクリームやコンシーラーも、上手に塗らないと「メイクしています感」が出てバレてしまうので、こちらにも注意してください。
BBクリームもコンシーラーも有効なアイテムですが、毎朝塗って出かけないといけないので、ある程度の手間を覚悟しなければなりません。私が使用した経験があるものの中でおすすめできるのは、この2つです。どちらも青髭に対応しています。
●抑毛ローションの継続使用
抑毛ローションを継続的に使用することで毛の成長を抑制し、毛を細くして目立たなくさせる方法もあります。ただ、長期的な取り組みになりますし、かける時間に対して得られる効果が少ないことは覚悟しなければなりません。はっきり言って“気休め程度”に終わることが多いです。
そもそも、抑毛ローションは体毛のために開発されていて、男性の太い髭には太刀打ちできません。使い続けても脱毛と同じ結果に到達することはありません。
参考として、男性の髭にも対応している抑毛ローションのリンクを貼っておきます。おすすめしているわけではなく、あくまで参考として見ていただくためです。
詳しくはこちら >> パイナップル豆乳ローション メンズ用
★ 除毛クリームは使わないで
除毛クリームやブラジリアンワックスでのヒゲ処理をすすめている記事やサイトがあります。でも、絶対に使わないでください。一気に根こそぎ処理できて気持ちよさそうですが、それらのクリームやワックスは体毛用に販売されています。髭用ではありません。顔に使用すると大きな肌トラブルに発展することがあるので、絶対にやめてください。
青髭を根本から解決するための唯一の方法は脱毛です。
脱毛には10万円~20万円程度の費用がかかるので、難しい場合はBBクリームで上手にカバーするようにしてください。
青髭をなくしたいならなくしてしまおう
青髭は、なくしたいと思っているだけではなくなりません。経験者としては、脱毛をおすすめします。ただ、個人によって価値観は異なりますし、どこにどれだけの費用をかけるか判断はいろいろだと思います。
青髭がなくなる未来を想像してみてください。鏡を見るときもWeb会議のときも自分にガッカリせずに済みます。毎日の面倒な髭剃りから解放されます。夕方には髭が生えている悲しい現実は過去のものになります。清潔感がアップします。周りの人からの評価が上がり、異性や取引先の方との関係がより円滑になるかもしれません。
青髭は自分が気にしすぎなだけかもしれません。でも、意識して改善することには大きな価値があります。