エントリーパッケージとは、格安SIMの事業者と契約する際にかかる契約事務手数料(3,300円程度)が不要になったり、店舗に行かなくてもインターネット上で契約できるようになったりする特別クーポンのようなものです。
私は、ドコモからmineo(マイネオ)に乗り換えるときにエントリーパッケージを使って申し込みました。
契約事務手数料が無料になって喜んでいたのですが、あとからいろいろ調べてみると、エントリーパッケージを使うほうがお得とは限らない場合があることもわかりました。
この記事で、エントリーパッケージを使うと安くなるのはなぜか、どうやって使うのか、どこで売っているのか、使う前に知っておきたい注意点について解説します。
実体験と調査で理解したことをシェアします!
格安SIMエントリーパッケージを使うと安くなるのはなぜか
エントリーパッケージを使うと安くなるのは、格安SIM1の事業者にとって大きなメリットがあるからです。
格安SIM会社にとってエントリーパッケージは販促品のようなもので、お客さんを集める有効な手段になっています。エントリーパッケージを購入する人は、かなりの確率で契約まで進んでくれるからです。
エントリーパッケージは、利用者にとっても会社側にとってもメリットが大きい。まさにWin-Win!乗り換えたい格安SIMの事業者がエントリーパッケージを用意しているなら、利用を積極的に検討しましょう。
格安SIMエントリーパッケージの使い方
エントリーパッケージを購入して開封すると、そこには16桁の文字(エントリーコード)2が書いてあります。

エントリーパッケージには紙版とダウンロード版があります。
あとは、格安SIMの事業者と契約する際にエントリーパッケージに書いてある16桁のコードを入力して申し込むだけです。
エントリーパッケージを買うために300円~500円かかるとしても、それによって登録事務手数料(3,300円程度)が不要になるなら、プラスマイナスで考えると初期費用が2,000円~3,000円安くなってお得です。
mineo(マイネオ)を例にすると、こうなります。
通常の申し込み | エントリーパッケージを使用 | |
---|---|---|
契約事務手数料 | 3,300円 | 0円 |
SIMカード発行手数料 | 440円 | 440円 |
MNP手数料 | 0円 | 0円 |
エントリーパッケージ購入費 | 0円 | 350円 |
合計 | 3,740円 | 790円 |
2,950円の差になります。
格安SIMエントリーパッケージを用意している会社
複数の格安SIM事業者が、エントリーパッケージを用意しています。一部を紹介します。
サービス名 | 実売価格 | 備考 |
---|---|---|
mineo(マイネオ) | 350円 | ダウンロード版と紙版がある |
IIJmio | 350円 | ダウンロード版と紙版がある |
イオンモバイル | 3,300円 | イオン店舗でも購入できる |
日本通信SIM | 2,980円 | |
y.u mobile | 450円 | |
Amazonのページを見れば、乗り換えたい格安SIMの事業者がエントリーパッケージを用意しているかどうか確認できます。
格安SIMエントリーパッケージはどこで売っている?
エントリーパッケージは、いろいろな場所で購入できます。
- Amazon
- ヨドバシカメラ
- 家電量販店
- コンビニ
- 全国のイオン(イオンモバイルの場合)
取り扱いがあるか事前に確認してから出かけていきましょう。
格安SIMエントリーパッケージやエントリーコードの有効期限
ほとんどの格安SIM事業者が、エントリーパッケージにもエントリーコードにも有効期限を設けていません。
エントリーパッケージを購入したらさっそく使うことになると思いますので、この点はあまり意識しなくて大丈夫そうですね。
格安SIMエントリーパッケージを使うときの注意点
格安SIMのエントリーパッケージを使うことにはメリットが大きいのですが、注意点もあります。
- プランによっては利用できない
- キャンペーンと併用できない可能性がある
- 原則Web上での申し込みになる
- 使わないと費用が無駄になる
プランによっては利用できない
格安SIMの事業者によっては、一部のプランでエントリーパッケージが利用できないことがあります。
例えばmineo(マイネオ)の場合、お試し200MBコースとマイそくスーパーライトには利用できません。
契約を希望するプランでエントリーパッケージが使えるか、事前にしっかりと確認しておきましょう。
キャンペーンと併用できない可能性がある
格安SIMの事業者によっては、キャンペーンと併用できない可能性があります。
期間限定で魅力的なキャンペーンが展開されている場合、エントリーパッケージを使うよりキャンペーン適用を受けるほうがお得になることも。



私がmineoに乗り換えたときは、エントリーパッケージとキャンペーン特典の両方を使うことができたので、とってもお得になりました。
エントリーパッケージを購入する前に、キャンペーンの有無や適用条件を確認してください。
店頭で申し込めなくなる
エントリーパッケージの場合、一部の例外を除いてWeb上での申し込みになります。
店頭での申し込みを希望する場合は、エントリーパッケージの利用をあきらめてください。
使わないと費用が無駄になる
使わないと、エントリーパッケージ代が無駄になってしまいます。
- 他の会社で契約することにした
- 紙をなくしてしまってエントリーコードがわからない
- エントリーパッケージを使って申し込んだが審査落ちした
格安SIMエントリーパッケージを賢く使って通信費を節約しよう
今回は、格安SIMカード「エントリーパッケージ」を使うとなぜ安くなるのかについて考えてきました。
格安スマホ会社にとって、エントリーパッケージは販売戦略の1つです。利用者にとっては、登録事務手数料が0円になるので、初期費用の節約につながります。
まさに、エントリーパッケージはどちらにとってもメリットが大きいのです。
ほとんどの格安スマホ会社が、エントリーパッケージを用意しています。Amazonや家電量販店など、好みの場所で手に入れてくださいね。
とはいえ、公式サイトの確認もお忘れなく。キャンペーン特典とエントリーパッケージの両方が使えるかどうかしっかりチェックしてください。
サービス名 | 実売価格 | 備考 |
---|---|---|
mineo(マイネオ) | 350円 | ダウンロード版と紙版がある |
IIJmio | 350円 | ダウンロード版と紙版がある |
イオンモバイル | 3,300円 | イオン店舗でも購入できる |
日本通信SIM | 2,980円 | |
y.u mobile | 450円 | |
【脚注】