引っ越してからまだ1か月、2か月しか経っていないのに、お風呂場の排水口を掃除しようと思ったらゴッソリ髪の毛が溜まっていてゲッソリ…そんな経験をしていませんか?
定期的に掃除機をかけているつもりなのに、ふとフローリングに目をやると髪の毛がいっぱい落ちている…そんな状態かもしれません。
もしあなたが一人暮らしだったら、それはつまり「全部自分の毛」です。
「こんなに毛が抜けていると、掃除が大変というより、自分の頭…大丈夫なの?」と不安になってしまう人と共に、今回は一人暮らしの抜け毛の掃除について考えていきましょう。
1.それほど心配はいらないと思いたい―人の毛は毎日抜けるものです
髪の毛が落ちない人、それは毛が抜けない人です。
毛が抜けない人、それは不自然な人、髪の毛が定期的に生え変わらない人であり、困りものです。
人の髪の毛は毎日抜けるのが自然なので、部屋や浴室に髪の毛が落ちていること自体はそれほど心配いりません。
1-1.成人なら1日に平均して〇〇本抜けます
成人の場合、個人差はあるものの1日に平均して100本~150本抜けると言われています。
もし自宅に引きこもって一歩も外に出ないとすれば、毎日100本程度、1週間で700本~1000本近くが自分の家のどこかに落ちる計算になります。1000本というとかなりの量ですね。
もちろん、平日の日中は仕事に出ていたり週末もお出かけしたりしてずっと家にはいないとしたら、そのうちの半分かそれ以上は外で抜けることになります。といっても、やっぱり家にいるときに抜ける毛が一定量あるわけです。
1-2.秋口など季節の変わり目には結構抜けます
動物のように、とまではいきませんが、わたしたち人間も季節の変わり目には毛が抜けやすくなります。とりわけ秋口は多く抜けます。だから、薄毛・抜け毛で検索する人が増えるというわけです。
いまが秋…であれば、許容範囲ということでしょうか。
1-3.環境の変化などストレスの増加で一時的に抜けることも
環境の変化や一時的なストレスの影響で毛が抜けやすくなることも考えられます。
とくに今のマンション・アパートに引っ越してから日が浅いという場合、まだ新しい環境に慣れていない可能性が十分にあります。自分で気づいていないとしても、けっこうストレスを感じているのかもしれません。
そうであれば、もう少し経ったら部屋に落ちる髪の毛の量も、自分自身の心も落ち着くかもしれませんね。
2.心配なさそうならそのまま、心配なら対策を!
1日に100本~150本は抜けますよ。安心してくださいよ。
そんなふうに言われても、やっぱりゴッソリと抜けている髪の毛を発見すると心配になってしまうかもしれませんね。
クールな言い方になりますが、心配なさそうならそのままでいいですし、心配なら対策をしましょう。
では一体どんな対策ができるのでしょうか?
ここではあえて基本の「き」をご紹介します。
- バランスの取れた食生活を心がける
- ストレスを溜めない工夫をする
- 髪の毛に良いことをする
2-1.バランスの取れた食生活を心がける
健やかな髪は「良い栄養を摂取すること」によって維持できます。
良い栄養とは、身体の維持管理に必要な栄養のことです。それらを確実に取り入れるために、バランスの取れた食生活を心がけましょう。
そんなことはわかっている。でも一人暮らしだし…男だし…なかなか難しい。
たしかにそうかもしれません。であっても、今の食生活よりちょっとだけ改善を目指してみませんか?ちょっとだけでも改善すれば、ちょっとだけ髪の毛を取り巻く環境も改善してくれることでしょう。
これは個人として活用しているのですが、ひとり暮らしの場合は上手に「宅配食事」を織り交ぜることで栄養バランスを改善できます。いろいろな宅配食事サービスがありますが、意外と「高齢者向け」を扱っている会社の宅食が狙い目です。塩分等をコントロールしているので、これからの健康的な生活にも役立ってくれるからです。
まずは自分の家に届けてくれる会社について郵便番号から検索してみましょう。
2-1-1.栄養を摂取するときに注意してほしいこと
良い栄養を取り入れるという話になると、「じゃあどんな栄養素が髪の毛に効くんだろう」と調べ始めるかもしれません。
髪の毛に良い栄養素
- タンパク質(アミノ酸)
- ビタミンC
- ビタミンE
- ビタミンB群
- イソフラボン
- 亜鉛 など
栄養素について知ると、こんどは「よし!さっそくサプリで補ってやろう!」と思うかもしれません。
でもちょっと注意が必要です。成分を全面に出してPRしているサプリメントが増えていますが、成分だけに注目しすぎるのは考えものです。
詳しくは、津川 友介先生の「世界一シンプルで科学的に証明された究極の食事」で説明されています。
2-2.ストレスを溜めない工夫をしよう
ストレスを溜めないようにしましょう!と言われて、「はい!わかりました!」とできたら何の苦労もいりません。
ストレスを感じない環境に身をおくことは不可能ですが、受けるストレス、溜まっていこうとするストレスを上手に“逃して”あげることはできそうではありませんか?
じゃあ、どうやってストレスを逃がすかというと…これはやはり、人それぞれです。他人が採用している方法を自分も採用しても、かえってストレスが溜まる結果になることもあり得ます。
ちょっと立ち止まって、何か心身共に爽やかになりそうなものを探してみませんか?
「よし、こんどの休みは〇〇に挑戦してみよう」といった具合です。
2-3.髪の毛に良いことをしよう
髪の毛にいいことをしたいですか?と聞かれたら、「はい」と答えるに違いありません。
でも、現実的に考えて巷で“髪の毛にいい”と言われていることを全部やろうとしたら、給料が全部髪の毛に行ってしまいます。
その代表例が「育毛剤」や「シャンプー」、もっといけば「AGA治療」です。
本当に「これはいいかも!」と思えるものならチャレンジしてみてもよいかもしれませんが、なんとなく商売のにおいがするサイトの情報に気持ちが動いて高いお金を払ってしまうと、その失望感とストレスで気持ちと髪の毛が落ちてしまいかねません。
と、あえて私がここで商売をするとしたら…やっぱりシャンプーにはこだわったほうがよさそうです。私事ですが、以前は「石けんシャンプーがいい」と聞いていて、しばらく愛用していました。でもあるときから「洗浄力が強すぎるかな」と感じるようになりました。
今では2つのシャンプーを併用しています。1つは「ウーマ」、もう1つは「オクト」です。
ウーマシャンプーは本音でテストするthe360.lifeという私が信頼しているサイトでここ何年か1位になっているシャンプーです。少し前に改良されて、今ではウーマプレミアムという名前になっています。そしてときどきオクトピロックスを配合しているオクトシャンプーで頭皮環境を整えるという感じです。
詳しくはこちら:馬油から生まれたウーマシャンプー
3.これからもあなたの毛は抜ける―だったら掃除方法を確立しよう
どんなに頑張っても、あなたの髪も私の髪も、これまでと同じくこれからも抜けます。
ここらで、落ちてしまう髪の毛を上手に掃除する方法を確立しませんか?というのがこの記事の目的でした。
一人暮らしで抜け毛を掃除する良い方法にはどんなものがあるでしょうか?
いろいろなおすすめグッズを探してみるのも楽しいですし、でも結局はこの3つになりそうです。
- コロコロ
- クイックルワイパー
- ルンバみたいなお掃除ロボット
3-1.コロコロでころころする
フローリングに落ちている髪の毛を見つけるたびに掃除機をかけるのは大変です。
そこで活躍するのが「コロコロ」(カーペットクリーナー)です。使ったことありますか?
これが1つあれば、リビングやキッチン、トイレの床などいつでもどこでも転がすだけできれいになります。
ただ、1つだけ問題点を挙げるとしたら、汚れたシートを剥がすときに現実を目にすることになります。そこにはゴッソリと髪の毛が付いているからです。
3-2.クイックルワイパー
コロコロと同じような発想になりますが、クイックルワイパーなどのペーパーモップで床をきれいにするのもよいでしょう。
紙なので使い捨てできますし、上手に床の髪の毛を絡め取ってくれるスグレモノです。足の裏や靴下の汚れによってきたなくなってしまうフローリングを除菌・消臭するためにも有効です。
3-3.お掃除ロボット
その日に落ちた髪の毛をその日のうちに処理したい。しかも、髪の毛が抜けたという現実に気づくことなく生活したい。
そんな人は、お掃除ロボットです。
仕事に出ている間に回しておけば、帰ってきたときには抜け毛0のお部屋になっています。ただ、お掃除ロボットは高いです。それだけの投資が必要かどうか、よく考えましょう。
最後になりますが、お風呂場の排水口について言えば、排水口に髪の毛が流れないノウハウは、今のところ知りません。できることと言えば、ゴッソリと溜まってしまう前に、こまめな掃除を心がけることです。
まとめ
一人暮らしなら、お風呂場やフローリング上で発見する毛。それはつまり、全部自分の毛です。
でも悲観することはありません。みんなの家もそうなっています。
適度な範囲で髪の毛にいいことをやってみて、そしてお部屋をきれいに保つための掃除法も併せて確立させていきましょう。