「お風呂場の排水口を掃除しようと思ったら、ゴッソリ髪の毛が詰まっていた!!」
「定期的に掃除機をかけているつもりなのに、いつも床に毛がいっぱい落ちている……」
あなたが一人暮らしだとしたら、落ちているのはすべて自分の毛です。
一緒に、“一人暮らしの抜け毛問題”についていろいろな角度から考えてみましょう。
私が実家を出て一人暮らしを始めたとき「こんなに毛って落ちるものなの?大丈夫なの?」とかなり焦りました。
私たちの毛は毎日抜けるのが自然だからそれほど心配はいらない
私たちの髪の毛や体毛は毎日抜けるのが自然ですから、それほど心配はいりません。
成人の髪の毛は1日平均100~150本抜ける
成人の場合、個人差はあるものの1日に平均して100~150本の髪の毛が抜けると言われています。
1本の髪の毛は、「成長期→退行期→休止期」という毛周期(ヘアサイクル)を経て、ちょっとした力で自然に抜け落ちます。このサイクルに沿って抜けるのはまったくもって正常なことです。
もし自宅に引きこもって一歩も外に出ないとすれば、毎日100本程度、1週間で700本~1,000本近くの毛が自分の家のどこかに落ちる計算になります。
1,000本というとかなりの量ですよね。しかも、髪の毛以外にもいろいろなところの毛が抜けて床に落ちます。
平日の昼間は家にいないとしても、やっぱり家にいるときに抜ける毛が一定量あるわけです。
秋口など季節の変わり目にけっこう抜ける
「動物のように」とまではいきませんが、私たち人間の場合も季節の変わり目には毛が抜けやすくなります。
とりわけ秋口は多く抜けます。秋に髪の毛が多く抜けることには、次のような理由があります。
- 髪の成長速度が関係している
- 夏の間に浴びた紫外線が悪さをしている
- 新陳代謝が低下してくるのが秋
- 血行が悪くなってくる
- 空気が乾燥して頭皮の水分量が減る
だから、秋は「薄毛・抜け毛」で検索する人が増えると言われています。
環境の変化などストレスの増加で一時的に抜けることもある
環境の変化や一時的なストレスの影響で毛が抜けやすくなることがあります。
今のマンション・アパートに引っ越してから日が浅いという場合、新しい環境に慣れておらず、ストレスを感じているかもしれませんね。
新社会人や大学生で最近一人暮らしを始めた方は、自分で気づいていないとしてもけっこうストレスを感じている可能性があります。
そうであれば、もう少し時間が経ったら部屋に落ちる髪の毛の量も自分自身の心も落ち着くかもしれませんよ!
床に落ちた抜け毛の掃除方法【おすすめ順に3つ】
毛が床に落ちてしまうのは仕方がないとして、できるだけ簡単な掃除方法を確立して常に清潔な状態を保ちましょう。
良い道具を選ぶのがカギです。
方法① ドライシートで絡め取る
私は、ドライシート(ペーパーモップ)を使って床をきれいな状態に保っています。
ドライシートは、上手に床の髪の毛を絡め取ってくれる優れものなんです。髪の毛を絡め取るためには、ウェットタイプよりもドライタイプのほうがおすすめですよ!
方法② コロコロを転がす
フローリングに落ちている髪の毛を見つけるたびに掃除機をかけるのは大変です。かといって、発見するたびに手でつまんだりティッシュ1枚使って処理したりするのも面倒だし、なんとなく汚い感じがします。
そんなときに手元に用意しておくといいのがコロコロ(カーペットクリーナー)です。これ1つあれば、リビングやキッチン、トイレの床などいつでもどこでも転がすだけできれいになります。素材を傷めないように注意する必要がありますが、ソファなどにも使えます。
幅広のもの、立ったままでもコロコロできるタイプのものなど、バリエーションがあります。例えばこんな感じ。
方法③ お掃除ロボットに助けてもらう
その日に落ちた髪の毛をその日のうちに処理したい。しかも、髪の毛が抜けたという現実に気づくことなく生活したい。
それなら、ちょっと無理してルンバのようなお掃除ロボットを買いましょう。自分のいない間に“後始末”をしてくれます
お掃除ロボットは高いです。それだけの投資が必要かどうか、よく考えましょう。
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ちょっと余談
床の掃除、どうやってますか?
まず掃除機をかけて、その後でウェットシートを使って床拭きしていませんか?でもそれって順番が逆!
まずドライシートかウェットシートで床のホコリを除去してから掃除機をかけるほうが効果的ですよ。なぜなら、いきなり掃除機をかけるとホコリが舞い上がってしまうから。
気づきをもらったサイト:ちきりんセレクト―正しい床掃除の方法
抜け毛が心配なら対策を
“ふつう”以上のペースで髪の毛が抜けているとしたら、そして心配なら、必要な対策を講じましょう。
バランスの取れた食生活を心がける
健やかな髪は「良い栄養を摂取すること」によって維持できます。
良い栄養とは、身体の維持管理に必要な栄養のことです。それらを確実に取り入れるために、バランスの取れた食生活を心がけましょう。
髪の毛に良い栄養素
- タンパク質(アミノ酸)
- ビタミンC
- ビタミンE
- ビタミンB群
- イソフラボン
- 亜鉛 など
一人暮らしだと、バランスの良い食事を準備するのは大変ですよね。
無理せず、今の食生活をちょっとだけ改善してみませんか?
栄養士さんが監修している宅配食材、冷凍食などを上手に取り入れてみるのもよいと思います。私は、レンジで解凍するだけでそのまま食べられるnushを活用しています。
ストレスを溜めない工夫をする
ストレスを溜めないようにしましょう!と言われて、「はい!わかりました!」とできたら何の苦労もいりませんよね。
ストレスを感じない環境に身をおくことは不可能ですが、受けるストレス、溜まっていくストレスを上手に“逃して”あげるのは可能です。
じゃあ、どうやってストレスを逃がすかというと・・・これはやはり、人それぞれです。他人が採用している方法を自分が採用しても、かえってストレスが溜まる結果になることも。
ちょっと立ち止まって、自分にとって何が本当にストレス解消になりそうか考えてみてください。
頭皮に触れるものをよく選ぶ
頭皮に触れるものをよく選ぶようにしましょう。
- シャンプー
- コンディショナー
- 育毛剤
- 整髪料
- カラーリング剤や白髪染め
最低でもしておきたいのがシャンプー選び。
と言っておきながら、私自身はシャンプー選びの専門家ではないので、安易に「〇〇がおすすめです!」とは言えません。自分がこれまで試してきてよかったもの、使わないほうが良さそうなものについてはある程度お伝えできますが。
この機会に、「本当に髪の毛に良さそうなものはどれか」という視点でいろいろ調べてみませんか?「これは良さそう」と思えるものが見つかったら、まずはチャレンジしてみましょう。
早めの頭皮診断が明暗を分けることも
毎年、職場で体の健康診断を受けていますか?
健康診断が必要なのは頭皮も同じです。頭皮の診断を受けたことがありますか?
頭皮の診断を受けることで、抜け毛の原因となっている頭皮トラブルを発見し、適切な治療をしてもらえます。AGA(男性型脱毛症)かどうかも診断してもらえます。
もしAGAなら、とにかく早めの行動で髪の毛を救わなければなりません。毛根が残っているなら対応できますが、毛根が完全になくなってしまうともう手遅れだからです。
頭皮診断は、視診だけではなく専用の機械を使って行います。必要な機械が揃っている皮膚科やAGAを扱っているクリニックなどでやってもらえます。
私は、男性専門のゴリラクリニックで頭皮診断を受けました。メンズ専門クリニックなので、恥ずかしい思いをしなくて済みます。無料でカウンセリングを受けることができ、その中に頭皮診断が含まれているんです。
まとめ
一人暮らしなら、お風呂場やフローリング上で発見する毛・・・それは全部自分の毛です。
でも悲観することはありません。みんなの家もそうなっています。
適度な範囲で髪の毛にいいことをやってみましょう。
同時に、お部屋をきれいに保つための掃除法を確立させておきましょう。