
初めての一人暮らし・・・
いろいろ不安だな・・・でもそろそろ決めていかないと・・・
多くの人が経験する瞬間。
あなたはこれから一人暮らしを始める人ですか?
おそらく、いろんな選択肢が頭の中にあるはずです。セキュリティのしっかりした賃貸マンション、十分の広さがある素敵な間取り・・・
でも、現実に目を向けると「費用が・・・」
その点、シェアハウスなら経済的に住めそうです。一人で住むさみしさも経験しなくて済みそうです。
初めての一人暮らしでシェアハウスって、正直なところどうなんでしょうか?
この記事では答えを出すことはしません。なぜなら、答えは自分で出すもの、決定の結果を背負うのも自分だからです。ただここでは「思考のための材料」を提供します。最後までご覧ください。
1.シェアハウスの居心地を左右する2つの要素
シェアハウスの居心地がいいかどうか。居心地を左右するのはこの2つの要素です。
- シェアハウスの住人
- 自分
シンプルですね。
1-1.シェアハウスの住人
そのシェアハウスにどんな人が住んでいるか、どんな住み方をしているかによって、「心地いい」と感じるかどうかが決まります。
どれだけ建物が新しくても、どれだけ素晴らしい設備がそろっていても、結局はその中に住んでいる人によって大きく変わってくるわけです。
会社でもそうですよね。どれだけ一流の企業でも、オフィスが都心にあるだれもが憧れるような会社でも、人間関係が良くないと「つらい」と感じるものです。
シェアハウスで気になるのはこんな点だと思います。
- 住人の人柄
- できあがっている人間関係
- 生活の時間帯(起床や帰宅、水回りを使う時間など)
- 共有部分の使い方
- ゴミ出しなどのマナー
もちろん、ある人にとって気になることも別の人にとっては“なんともない”場合があります。
1-2.シェアハウスに住む自分
結局、周りの人によって左右されるとはいえ、シェアハウスの居心地がいいと感じるかどうかは自分次第のところがあります。
「なんかいやだな・・・」と感じ始めると、他の住人のいろいろなところが気になってくることでしょう。反対に、「ワクワクすることが多いな」ととらえる人は、ちょっとしたトラブルや文化の違いを楽しめるかもしれません。
そうすると大切なポイントが見えてきます。
初めての一人暮らしをシェアハウスにするかどうか考えるとき、まず「自分がシェアハウスに向いているか」を考えなければなりません。
自分がシェアハウスに向いているか知るために、まず一般論としてのシェアハウスに住むメリット・デメリットを確認してみましょう。その後、向いているかどうかセルフチェックしてくださいね。
自分がシェアハウスに向いているかどうか知るために
- シェアハウスに住むメリット・デメリットを確認する
- セルフチェックする
- 決定
2.シェアハウスに住むメリット
シェアハウスに済むメリットにはこんなものがあります。
- 費用が少なくて済む
- 間取りが広い
- 自分では買えない備品がそろっている
- 人との交流がある
- 助け合える
2-1.費用が少なくて済む
多くの人が「シェアハウスに住む最大のメリット」として挙げるのが「安く済む」という魅力です。
お金がかかるポイント
- 毎月の家賃
- 敷金
- 礼金
一人暮らしに比べて、シェアハウスなら毎月の家賃を低く抑えることができます。
また、通常は契約時に支払うことになる敷金・礼金ですが、シェアハウスなら必要ないことがほとんどです。
2-2.間取りが広い
一人暮らしだと予算ゆえにワンルームなど狭い部屋に住むことになるかもしれません。
ところがシェアハウスなら、自分の部屋以外にもリビングなど共有部分があるので、“広く使えている”と感じます。
2-3.自分では買えない備品がそろっている
実家から出て一人暮らしを始めるとき、あれもこれも欲しくなるかもしれませんが、現実的にお金が足りないので無理です。
たいていは実家よりも物が少ない生活になるので「実家にはあれがあったな~これがあったな~」となってしまいます。
その点シェアハウスならいろんな備品がそろっています。
2-4.人との交流がある
一人暮らしを始めると、暗くて電気のついていない部屋に帰ることになりますが、シェアハウスなら“みんな”がいます。
どんな向き合い方をするかによりますが、人との交流があるのがメリットです。
シェアハウスによっては運営会社がいろいろなイベントを企画したり、住人同士でパーティをしたり・・・楽しみながら生活できます。
2-5.助け合える
シェアハウスなら、困ったときに助け合えます。
一人暮らしだと、風邪をひいたり何か困ったことが発生したりするとパニックになってしまいます。実家なら世話をしてもらえたのですが・・・
シェアハウスに住んでいるのは他人ですが、お互いに「自分が一人で、助けが必要なこと」を自覚しているので、大変なときには助けてくれます。
もちろん自分も助けてあげる機会があります。持ちつ持たれつですね。
3.シェアハウスに住むデメリット
シェアハウスに住むデメリットにも目を向けておきましょう。
いろいろな人がいる
生活音・騒音が気になることも
友だちを呼びにくい
好きなときにシャワーを使えないことがある
コミュニティに疲れを感じるかも
3-1.いろいろな人がいる
シェアハウスにはいろいろな人がいます。
自分とは生活の仕方が異なる人、文化的背景が違う人・・・「なんか苦手かも」と感じる人も。
しかも、シェアハウスでは住人の入れ替わりがけっこうあります。
最高の人間関係だな~と思っていても、出入りによって変わってしまうことも多々あります。
3-2.生活音・騒音が気になることも
構造上、シェアハウス内では生活音や騒音が気になることがあります。
自分の寝室にいても、共有スペースの音が聞こえてくるかもしれませんし、隣の部屋との壁の薄さゆえに音が気になることもあります。
自分が寝たいときにパーティをしていたり、早朝に洗濯機をまわす音がしたり・・・
シェアするという現実に直面するかもしれません。
シェアハウスがうるさいときの対処法について今からチェックしておくのもよいでしょう。以下の記事を参考にしてください。
3-3.友だちを呼びにくい
シェアハウスによっては規約で「入居者以外を入れてはいけない」となっていることがあります。
女性専用シェアハウスの場合は男性を入れることができないかもしれません。
とくに規制がなくても、友だちを呼ぶにはなんとなく居心地が悪いと感じることも。
3-4.好きなときにシャワーを使えないことがある
水回り部分を共有するので、好きなときに使えないかもしれません。
水回り部分とは
- キッチン
- 浴室
- トイレ
一人暮らしでバス・トイレ付き物件なら好きなときに使えることを考えると、多少の不便は避けられませんね。
3-5.コミュニティに疲れを感じるかも
最初は「楽しい!」「みんなと騒げて嬉しい!」と感じても、時が経つうちに「面倒だな~」「静かに暮らしたいな~」となるかもしれません。
仮にコミュニティに疲れを感じるとしても、これまでの“付き合い”を急にやめるわけにはいかないでしょう。
4.あなたはシェアハウスに向いている人?
シェアハウスに住むことのメリットとデメリットを確認しました。
さて・・・
初めての一人暮らしでシェアハウスを選んでもいいのでしょうか?
はっきり言って、メリットとデメリットは表裏一体です。紙一重で良い点でもあり悪い点にもなるんです。
そして・・・
ある人にとっては「最高!」と思えることも、あなたにとっては「最悪」かもしれません。
あなたはシェアハウスに向いているタイプの人でしょうか?
シェアハウスに向いている(と思われる)人
- みんなと楽しく過ごすのが好き
- おおらかで細かいことは気にしない
- 節約さえできれば他のことは我慢できる
- 他人の価値観を尊重できる
- 大変なことも「成長の機会」ととらえられる
シェアハウスに向いていない(と思われる)人
- すごく神経質
- すごく頑固
- すべてが自分基準
- 一人が好き
- 音にデリケート
ここで少し時間を取って、自己分析をしてみましょう!
実際にシェアハウスを探し始めるときには、以下の記事も参考にしてください。
5.選択肢をいくつか用意しておくと安心
なにもシェアハウスに住まないといけないわけではありません。
費用の面で考えると、「好きな住み方できる!」とかいかないわけですが、「どんな選択肢があるか」知っておくのはよいことです。
一人暮らしを始めるときの選択肢
- 賃貸物件(アパート・マンション)
- レオパレス的物件
- ソーシャルアパートメント
- シェアドアパートメント
- だれかとルームシェア
- ホテル暮らし
5-1.賃貸物件(アパート・マンション)
ほとんどの人が選ぶのはこれ。賃貸物件です。
もし費用の面で考えて、初めての一人暮らしでシェアハウス住まいを検討しているなら、念のため賃貸物件に一人で住むときと費用面で比較してみましょう。
そのために、まず住みたいエリアの賃貸物件の相場を見てみます。予算が決まっているなら、その予算内でどんな物件に住めるか調査してみます。
5-2.レオパレス的物件
いろいろ不祥事ありましたが・・・レオパレスを含めて家具家電付き物件はなにかと便利です。
ただ、家具や家電がそろっていて便利な分だけ毎月の家賃が相場に比べて若干高くなっていることが多いです。
レオパレス的物件に興味があるなら、試しにレオパレス物件を調べてみるとよいでしょう。
レオパレス公式サイト:お部屋探しはレオパレス21
5-3.ソーシャルアパートメント
ソーシャルアパートメントとは、部屋にラウンジなど共有部がついていて、住人間の交流を楽しむアパート・マンションのことです。
シェアハウスと何が違うの?と思うかもしれませんね。キーワードは「交流を楽しむ」です。
5-4.シェアドアパートメント
シェアドアパートメントとは、水回りをシェアするアパートメントのことです。
シェアするのは水回りだけで、あとは賃貸物件で一人暮らしをするときと同じようにプライバシーを確保しながら住めます。
家賃をおさえたいときの候補に加えるとよいです。ただ、東京など人口が集中した都市部以外でシェアドアパートメントを探すのは難しいです。
東京でシェアドアパートメントを探す:東京、家賃3万円~【シェアドアパートメント】
5-5.だれかとルームシェア
だれかとルールシェアすれば、一人暮らしにかかる費用が半分になります。厳密に言うと二人暮らしになりますが・・・
ルームメイトを自分で探すこともできますし、同じ目的を持った人をマッチングしてくれる「ルームシェア ルームメイト」などのサービスを活用することもできます。
5-6.ホテル暮らし
ホテルで一人暮らしをしている人もいます。
まあ、いくらかかるの?って話ですね。情報として挙げておきました。
まとめ
初めての一人暮らしでシェアハウスって、正直なところどうなんでしょうか? どう思いましたか?
シェアハウスに住むことのメリットとデメリットを踏まえて「自分がシェアハウスに向いているかどうか」自己分析をしましょう。
同時に、視野を広げて他の選択肢(住み方)にも目を向けてみましょう。
新生活のスタートが良いものになることを願っています!
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