
使っていない駐車場を有効活用したい!
そんなとき真っ先に頭に浮かぶのが「駐車場として誰かに貸す」という方法のはず。とても良いアイデアです。そのほかにも、意外な選択肢があります。
さっそく、自宅の駐車場を貸す方法を5つご紹介します。
このサイトでは、家でできる仕事について取り上げています。今回は「自宅の駐車場を貸す」がテーマです。
自宅の駐車場を貸す方法5選
こんな方法で、自宅の使っていない駐車スペースを有効活用することができます。
●月極駐車場として貸し出す
●時間制コインパーキングにする
●シェアサイクルポートにする
●ポップアップストアスペースとして貸し出す
●駐車場シェアリングサービスに登録する
① 月極駐車場として貸し出す
自宅の使っていない駐車スペースを「月極駐車場」として誰かに貸し出すことができます。
月極駐車場とは、1ヶ月単位で賃貸される駐車場のことです。 通常は、書面によって賃貸借の契約を締結します。
月極駐車場として貸し出して収入を得るには、まず借り手を探さなければなりません。自宅に看板を立てて自分の連絡先か不動産屋さんの連絡先を書いておく、広告を出す、月極駐車場ポータルサイトに情報を登録するなど、具体的な行動を取らなければなりません。
仮に借り手が見つかったとして、個人間で契約を結ぶのはおすすめしません。トラブルが起きた場合、すべて自分で処理しなければならないからです。不動産屋さんか業者さんに間に入ってもらうほうがより安心です。
◆良い面
毎月決まった収入が得られる
◆大変な面
契約期間中は、夜間であってもそこに自分の車や友人の車を停めることができなくなる。
毎日、他人が自宅の敷地に出入りすることになる

自宅の一角を貸し出す形では断られる可能性があります。あらかじめご了承ください。
② 時間貸駐車場にする
角地など、複数台駐車可能なスペースがあるなら、時間貸駐車場にするのも1つの方法です。
時間貸駐車場(コインパーキング)とは、20分ごと30分ごと1時間ごとなど時間単位で貸し出す駐車場のことです。時間貸駐車場として活用したい場合、時間貸駐車場の運営・管理を行っている会社に相談するのが一般的な流れです。
◆良い面
立地がよく稼働率が高ければ稼げる
◆大変な面
立地に左右される
収益が保証されない
③ シェアサイクルポートにする
対象を車に限定する必要はありません。シェアサイクルポートにするのも選択肢の1つです。
シェアサイクルポートとは、シェアサイクルを置いておくための駐輪スポットのことです。都市部を中心に、自転車を共有して使うサービス「シェアサイクル」が拡大しています。自転車以外にも、電動キックボードの需要が増しています。
◆良い面
狭いスペースでも設置可能
自分も利用できる
◆大変な面
立地に左右される
収益が保証されない
④ 軒先スペースとして貸し出す
対象を車と自転車に限定する必要はありません。軒先スペースとして貸し出すこともできます。
余っているスペースを使って何かしたい人に貸し出す。これが軒先ビジネスです。野菜マルシェやランチ販売、1日限定のリサイクル商品展示など、需要の可能性はいろいろです。
◆良い面
スペースを提供するだけでよい
◆大変な面
立地が魅力的でないと利用されない
不特定の人の出入りが伴う
⑤ 駐車場シェアリングサービスに登録する
駐車場シェアリングサービスに登録することで、自宅の使っていない駐車場を有効活用できます。
駐車場シェアリングサービスは、15分程度から始めて1日単位で個人の駐車場を利用できるサービスです。借りる側はより安く駐車でき、貸す側は空きスペースで収益を上げることができる、素晴らしいマッチングサービスと言えます。
駐車場シェアリングサービスに自宅駐車場を登録するだけで、さっそくスタートできます。
◆良い面
メーター設置など特別な準備は不要
貸したいときだけ貸し、自分で使いたいときは使うことが可能
◆大変な面
需要がなければ収益が上がらない
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ここで極めて現実的なことを言うと、いくら自宅に使っていない(駐車場などの)空きスペースがあって貸し出そうとしても、そこを借りたいと思う人がいなければ収益は上げられません。つまり、「需要があるかどうか」がすべてなんです。
住んでいる地域によって、ベストは異なります。
よりリスクが少なく、手軽に始められ、うまくいけば続ければいいし、うまくいかなければ好きなタイミングでやめられる。それが、最後にご紹介した「駐車場シェアリングサービスに登録して貸す」方法です。
登録してみたら、意外にも需要があってかなり収益が上がっている!というケースもあるんです。※例えば?
駐車場シェアリングサービスに登録して貸す5つのメリットと予期すべきこと2つ
駐車場シェアリングサービスに登録して貸すことには、こんなメリットがあります。
駐車場シェアリングサービスに登録して貸すメリット
- 初期投資ゼロで始められる
- 貸したいときだけ貸せばOK
- 任意のタイミングで即座にやめられる
- 利用者に喜んでもらえる
- 意外に需要があって収益が多くなるかも
●初期投資ゼロで始められる
駐車場シェアリングサービスなら、初期投資ゼロで始められます。
コインパーキングのように、精算機などの設備を設置する必要はありません。初めに費用がかかると「何とか投資した分は儲けないと」と焦りを感じてしまうかもしれません。初期投資にかかるお金を用意する必要もあります。
費用ゼロで始められるので、最悪、利用者がいなくても赤字になる心配はありません。費用ゼロで始めて収益が上がれば儲けものです。
●貸したいときだけ貸せばOK
駐車場シェアリングサービスなら、貸したいときだけ貸せばOKです。
自分で使いたいときや友人を家に招くときなどは、貸さなければいいのです。時間単位、1日単位で「貸すかどうか」自由に選択できるのが駐車場シェアリングサービスの強みです。
旦那さんが車通勤しているなら、旦那さんの駐車スペースを平日昼間だけ貸し出すなんてこともできます。
月極駐車場として貸してしまう、自由が利かなくなります。自分で使いたくなっても契約している間は勝手に使えません。
●任意のタイミングで即座にやめられる
駐車場シェアリングサービスなら、任意のタイミングで即座にやめられます。
いつでも登録解除できるので、再びクルマを買うことになっても安心です。他社サービスに乗り換えたいときも簡単ですし、シェアサイクルポートや他の用途で使いたくなったときは、即座に対応できます。
●利用者に喜んでもらえる
駐車場シェアリングサービスは、その周辺に駐車場がなくて困っている人や、より経済的に駐車したい人にとって利用価値が高いサービスです。
自宅の駐車場を貸すと、利用する人に喜んでもらえます。
●意外に需要があって収益が多くなるかも
意外に需要があって収益が多くなる可能性があります。やってみて初めて気づくことがあるかもしれません。
たとえば、定期的な学校行事に参加する際の駐車場探しに苦労している人の需要を満たせるかもしれず、最寄り施設で行われるイベントのたびに申し込みが殺到するかもしれません。
駐車場シェアリングサービスなら、オーナーとして駐車場を登録して利用を開始するまでにあまり時間がかかりません。今日申し込めば、さっそく近日中にはビジネスをスタートさせることができます。
条件の詳細は管理会社によって異なりますが、たいていは契約に対しての違約金が発生しません。自分で設定した利用料金が売上になるところもあります。
ある意味“自分は何もせず収入が得られる”わけですから、一考の価値がありそうですね。
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駐車場シェアリングサービスに登録して貸し出すにあたり、デメリットというか、予期しておくべきことが2つあります。
●自宅の敷地に他人が出入りすることになる
駐車場シェアリングサービスに登録して貸し出すということはつまり、自宅の敷地に他人が出入りすることになることを意味します。
●入出庫の際に壁などを壊される恐れがある
駐車スペースや車庫が狭い場合はとくに、入出庫のときに壁などの設備にぶつかるリスクが高まります。
壁など設備を壊された場合は、壊した側に修繕費の支払い義務があります。とはいえ、修繕費を支払わなかったり口論になったりと、トラブルが起こる可能性が0ではありません。トラブル時の対応について、事前に駐車場シェアリングサービスの規定を確認しておくべきです。
駐車場シェアリングサービスに登録する基本的な流れ
駐車場シェアリングサービスに登録する基本的な流れは、登録する会社を選ぶ、その会社でオーナー登録する、駐車場を登録する、審査を経て掲載開始となります。
駐車場シェアリングサービスに登録する基本的な流れ
- 登録する会社を選ぶ
- その会社でオーナー登録する
- 駐車場を登録する
- 審査
- 掲載開始
家でできる仕事を探している人が選んでいる「駐車場シェアリングサービス」
家でできる仕事を探している人が選んでいる「駐車場シェアリングサービス」、今すぐ登録できる駐車場シェアリングサービスを7つご紹介します。
特P

- 1ヶ月の売上の例:
- 45,800円(税込)
- フリマアプリを使う感覚でスマホから貸し出せる
- 月に100万人以上が利用していて需要がある
- 登録する前に「売上げ見積もり」が可能
- 初期費用も月々の費用も0円
- 売上から引かれる手数料が業界の中でも安い(30%)
- すぐ貸せていつやめてもOK!
特Pは駐車場シェアリングサービスの中で、今もっとも勢いがあります。
借りたい会員が増えているので、オーナー登録する価値が高いです。
akippa(アキッパ)

- 1ヶ月の売上の例:
- 42,000円(税込)
- 万が一のトラブルに備えて「駐車場シェア専用保険」を導入
- 24時間対応のサポート窓口
- 累計会員数300万人以上の圧倒的な集客力
- 初期費用も月々の費用も0円
タイムズのB

- 1ヶ月の売上の例:
- 20,000円(税込)
- 業界最大手「パーク24」グループが提供するサービス
- 駐車場利用料の60%を提供料としてもらえる
- 月額・初期費用なし
- トラブル対応24時間
- 契約期間制約なし
全国のタイムズクラブ会員へのメルマガやWeb上で駐車場の利用をアピールしてもらえます。
軒先パーキング

- 1ヶ月の売上の例:
- 29,800円(税込)
- 初期費用0円で始められ簡単に収益化
- 事前オンライン決済なので不払い、支払い遅れがない
- 電話やWEBからのサポートも充実
toppi!

- 1ヶ月の売上の例:
- 19,800円(税込)
- 三井不動産リアルティ「三井のリパーク」が運営
- 受給の変化で利用料が変わる
- 月額・初期費用なし
どの会社に登録するか決めるときの見極めポイント8つ
どの駐車場シェアリングサービスにオーナー登録するかによって、その後がいくらか変わってきます。
どの会社に登録するか決めるときの見極めポイントが8つあります。
見極めポイント
- 運営コスト
- そのサービスに集客力があるかどうか
- 手数料の割合
- 決済方法
- トラブル時の対応やサポート体制
- 駐車場利用料の決まり方
- 月極駐車場への変更が可能か
- 解約の条件
運営コスト
初期費用を含め、運営コストがどれくらいかかるかチェックしてください。
●始めるための設備投資にかかるお金
●登録料
●月額利用料
●更新料
毎月10,000円の運営コストがかかるサービスを利用するのと、運営コストを気にせず毎月0円で続けられるサービスを利用するのとでは、精神的負担が大きく異なります。
家で手軽にできる仕事を探しているなら、運営コストがかからない会社に登録しておくと安心です。
この記事で取り上げている駐車場シェアリングサービスは、すべて運営コストが0円です。
そのサービスに集客力があるかどうか
その会社のサービスに集客力があるかどうかチェックしてください。
●そのサービスの会員、アクティブユーザーはどれくらいか
●サイト訪問者が多いか
●ネット検索で上位にヒットするか
●どんな方法で宣伝しているか
●どんなツールを提供してくれるか
そのサービスに集客力があれば、その分だけ家の駐車場を借りてくれる確率が高くなります。集客力がないと駐車場を借りたい人が集まってこないので、自分の家の駐車場を借りてくれる人が見つかる確率は低くなってしまいます。借りてくれる人がいなければ収益が得られません。

三井不動産リアルティの「toppi!」やNTTドコモの「トメレタ」は、集客力はあるものの個人の駐車場を積極的に宣伝してくれません。
手数料の割合
手数料の割合をチェックしてください。
手数料の割合が高ければ、その分だけ自分の元に入るお金が少なくなります。
手数料が少ない順に並べるとこうなる
- 特P (30%)
- toppi!(30%)
- トメレタ(35%)
- 軒先パーキング (35%)
- みんちゅう(35%)
- タイムズのB(40%)
- akippa(50%)
決済方法
駐車場利用者から自分のところへお金がどのように流れるのか、決済方法をチェックしてください。
各社の決済方法
- 特P(利用者は事前にオンライン決済)(報酬は銀行振込)
- akippa(利用者は事前にオンライン決済)(報酬は銀行振込)
- タイムズのB(利用者は事前にオンライン決済)(報酬は銀行振込)
- 軒先パーキング(利用者は事前にオンライン決済)(報酬は銀行振込)
- みんちゅう(利用者は事前にオンライン決済)(報酬は銀行振込)
- toppi!(利用者は事前にオンライン決済)(報酬は銀行振込)
- トメレタ(利用者は事前にオンライン決済)(報酬は銀行振込)
トラブル時の対応やサポート体制
トラブル時の対応やサポート体制をチェックしておくことも大切です。
トラブル時の対応やサポート体制
- 特P(24時間年中無休のコールセンターが対応)
- akippa(24時間対応のサポート窓口あり)
- タイムズのB(24時間のトラブル対応)
- 軒先パーキング
- みんちゅう
- toppi!
- トメレタ
駐車場利用料の決まり方
駐車場利用料の決まり方もチェックしておきましょう。
駐車場利用料の決まり方
- 特P(オーナーが自由に設定できる)
- akippa(オーナーが自由に設定できるが、初期設定は「akippaに委託する」になる)
- タイムズのB(会社側が適正料金を設定。希望は出せる)
- 軒先パーキング(貸主自身が自由に設定できる)
- みんちゅう(貸主自身が自由に設定できる)
- toppi!(会社側が料金を決める)
- トメレタ(オーナーが自由に設定できるし、提案をお願いすることもできる)
月極駐車場への変更が可能か
月極駐車場への変更が可能か、念のため確認しておきましょう。
月極駐車場への変更が可能か
- 特P(可能)
- akippa(不可)
- タイムズのB(可能)
- 軒先パーキング(不可)
- みんちゅう(不可)
- toppi!(不可)
- トメレタ(不可)
解約の条件
解約の条件のチェックを忘れないようにしてください。
解約の条件
- 特P(予約が入っていなければいつでも解約可能)
- akippa(予約が入っていなければいつでも解約可能)
- タイムズのB(予約が入っていなければいつでも解約可能)
- 軒先パーキング(予約が入っていなければいつでも解約可能)
- みんちゅう(予約が入っていなければいつでも解約可能)
- toppi!(予約が入っていなければいつでも解約可能)
- トメレタ(予約が入っていなければいつでも解約可能)
自宅の駐車場を貸すことついてよくある質問
ここで、自宅の駐車場を貸すことついてよくある質問とその答えを取り上げます。
- 複数の会社にオーナー登録してもよいのでしょうか?
- 複数の会社にオーナー登録することは可能です。念のため、すでにオーナー登録している会社とこれから登録する予定の会社の規約を確認してください。なお、複数の会社で同じ日、同じ時間帯に利用者募集をかけることはできませんので注意してください。
- 駐車場シェアリングサービスは、日本全国どの地域でも登録できますか?
- まず、登録を検討している駐車場シェアリングサービスの対応エリアや条件を確認してください。大抵のサービスでは「登録可」となっています。とはいえ、登録できることと需要が高いことには違いがあります。ユーザーが「利用したい」と感じる場所だと収益化しやすいです。
- 駐車場収入で年間20万円を超えた場合、税務署への所得の申告とか事務処理は大変でしょうか?
- 駐車場収入で年間20万円を超えた場合、税務署への所得の申告(確定申告)の義務が生じます。個人で済ませることもできますが、慣れていないと大変です。かといって税金のプロである税理士に依頼すると費用がかさみます。最近では個人事業主や副業を始める人の多くが「クラウド会計ソフト」を活用しています。年間20万円以下なら確定申告は不要です。あまり稼ぎすぎてしまうと確定申告しないといけなくなります。でも、年間20万円以下なら不要です。駐車場シェアリングサービス、とくに「特P」なら自分で収入をコントロールできますので安心です。
- 駐車場シェアリングサービスを通して駐車場経営について学ぶことができますか?
- 駐車場シェアリングサービスを通して、駐車場経営について垣間見ることはできます。しかし、自己所有の土地をコインパーキング化したり、新たに土地を取得して駐車場経営に乗り出したりを考えると、専門知識を身につける必要があります。固定資産税のことや収益化の仕組みなどを学べる書籍を手に取ることをおすすめします。
まとめ
自宅の駐車場を貸すための方法は1つではありません。
今回は「駐車場シェアリングサービス」にスポットを当ててみました。比較的新しいサービスなので、「こんな仕組みがあるなんて知らなかった!」という方もおられると思います。
まずはどんなサービスか確認した上で、登録の可否を選択するとよいでしょう。
ちなみに、「やっぱり自宅の駐車場を人に貸すのはちょっと・・・」と思えてきたら、他の方法でお小遣い稼ぎができないか検討してみましょう。以下の記事が参考になります。
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