暮らし

賃貸物件の火災保険加入は強制じゃない!なのに自分から入りたくなる3つの理由とは

火災保険への加入についての記事のアイキャッチ画像

賃貸契約にはお金がかかるので、不要なものはできる限りカットしたいですよね。

消毒代とか鍵の交換費用・・・できれば仲介手数料・・・そして保険関係・・・

この記事では火災保険にフォーカスを当てます。賃貸契約の際の火災保険への加入は強制なんでしょうか? なにか抜け道があるでしょうか?

Boli
Boli
こんにちは、Boliと申します。初めて賃貸物件に住んだ時に、初めて火災保険の存在を知りました。その時の経験を含めて書いています。

1.火災保険は強制なの?

火災保険への加入は強制ではありません。任意で加入するものです。

法的ペナルティがあるわけではない

火災保険は任意で加入するものなので、加入しないとしても法律違反にはなりません。

強制ではないものの、多くの世帯は火災保険に加入しています。日本では加入割合が8割を超えています。興味深いですね。

入居条件になっているなら加入しないと住めない

持ち家の場合、保険に入るかどうか、どんな保険に加入するかは家族の頭が決定します。

一方で、賃貸物件に住む場合は自分の意思ではなく他者(大家さんやオーナー)の意思が関係してきます。

もし入居を希望している物件が「火災保険への加入は必須」と定めているなら、加入しないと住まわせてもらえません。

ここまでのまとめ

火災保険への加入は法的に見ると強制ではないが、入居条件になっているなら加入しないと契約させてもらえない

ほとんどの賃貸物件では加入が条件になっている

事実、ほとんどの賃貸物件では加入が条件になっています。賃貸借契約に含められていますので、同意して実際に加入しないと契約できない(=住み始められない)わけです。不可避です。

賃貸契約書の表紙
Boli
Boli
「加入義務」と言われるとなんだか心地よくないかもしれませんね。でも、大家さんの気持ちになって考えてみるとどうでしょう?詳しくは後ほど取り上げますが、もしあなたが大家さんだったら・・・

2.不動産会社で加入しないといけないの?

前の項目で、火災保険への加入は強制ではないが、入居条件になっているなら加入すべきこと。そして日本の賃貸物件はほぼすべて火災保険への加入が条件になっていることを学びました。

ところで、火災保険を販売している会社は複数あります。どこで加入するかも決められているのでしょうか?

どこで加入するかは自由

結論から言えば、「火災保険に加入する」というのは条件だとしても、「どの保険会社の火災保険に加入するか」と「どの窓口で保険に加入するか」は自分で決められます。

たいていは、賃貸アパート・マンションを仲介してくれる不動産会社が“火災保険加入のためのお手伝い”をしてくれます。特定の会社のパンフレットと申込書を準備してくれるわけです。

だから、「どうしよう・・・どうやって保険に入ればいいの?」とパニックになる必要はありません。

ただし・・・

不動産会社を通して加入すると割高になることも

不動産会社を通して火災保険に加入すると割高になることがあります。

なぜ割高になるかもしれないの?

なぜなら・・・

  • 不動産会社が提携している保険会社の商品がお値打ちとは限らないから
  • いろんな会社の商品を比較検討できないから
  • 不動産会社が手数料を取っているかもしれないから
不動産屋さんから火災保険を進められる場面

面倒を避けたいなら不動産会社で加入するのもあり

もちろん「不動産会社で火災保険に入ってはいけませんよ!」と言っているのではありません。面倒を避けたいなら不動産会社で加入するのもありです。

不動産会社を通して加入するメリット:

  • 自分で調べなくていい
  • 更新時期になったら不動産屋さんから連絡をもらえる
  • 担当者の営業成績に貢献してあげられる

価値観や判断基準は人によって異なりますので、自分が重視するポイントに沿って決めるとよいでしょう。

さて、火災保険の価値を知っておけば、「加入させられる」ではなく「加入しておきたい」と心から手続きできるようになるはずです。納得して入れるようになる3つの理由を見てみましょう。

3.火災保険の価値を知れば納得して加入できる

火災保険の価値を知るきっかけとして、これから3つに分けて見ていきます。

  • 賃貸物件入居者に火災保険が必要な理由
  • 大家さんの立場になって考えてみよう
  • 火災保険でカバーしてもらえること
Boli
Boli
難しい知識としてではなく、納得できるかどうかで考えてみましょう。

賃貸物件入居者に火災保険が必要な理由

賃貸物件入居者に火災保険が必要な理由は、この3つにまとめることができます。

  1. 自分の家財の補償のために入っておきたい
  2. 大家さんのために入っておきたい
  3. 隣家のために入っておきたい

考えたくない点ですが、仮に自分の部屋から出火したとします。建物全体が燃えてしまいました。

じつは、民法の「失火責任法」では、重大な過失がない場合は失火元に賠償責任がいかないとなっているんです。それで、法律上は隣の家やアパートの住人の持ち物、大家さん所有の建物建て替えのための費用の弁償はしなくてもいいわけです。

明治三十二年法律第四十号
明治三十二年法律第四十号(失火ノ責任ニ関スル法律)
民法第七百九条ノ規定ハ失火ノ場合ニハ之ヲ適用セス但シ失火者ニ重大ナル過失アリタルトキハ此ノ限ニ在ラス

引用:電子政府の総合窓口 e-Gov

でも、「重大な過失がなければ弁償しなくていいと聞いて安心!」とはなりませんよね。

大家さんの立場になって考えてみよう

もし自分が大家さんや隣家の住人だったらどうでしょう。何かあったときに法的責任を負わせることはできないとしても、保険でカバー(補償)してほしいと思いませんか?

賃貸物件の大家さんのイメージ

大家さんは、みんなが安心して暮らせるようであってほしいと願います。そして当然、自分が所有している建物もしっかり守りたいと思っています。だからこそ、「私のアパートに入居する人は絶対に火災保険に入ってくださいね」と定めるわけです。

火災保険料は大家さんがもらうわけではないので、火災保険の加入自体で大家さんが儲かるわけではありません。

火災保険でカバーしてもらえること

火災保険に入っておくと、こんな点をカバーしてもらえるので、自分も、賃貸物件の住人も、大家さんもみんな安心できるんです。

火災保険でカバーしてもらえること
  • 家財保険(自分の家財の補償)
  • 借家人賠償責任保険(大家さんへの補償)
  • 個人賠償責任保険(日常のトラブルへの補償)

火災保険はこの3つの保険(補償)がセットになっています。

家財保険

家財保険は、主に自分の財産を保護するために必要です。

これは火災時に限らず、例えば自分の部屋の洗濯機のホースが外れてしまって部屋中が水浸しになってしまった場合に故障した家電を補償ためにも使えます。

家財保険の対象には室内の家電、家具、衣類などが含まれます。

借家人賠償責任保険

これは大家さんに対する補償です。

自分の部屋から火が出て建物に損害を与えてしまった場合に、この保険によって補償されます。

火事に限らず、例えば洗濯機のホースが外れて部屋中の床が水浸しになってしまい、床を修繕しないといけなくなった場合にも補償されます。

個人賠償責任保険

個人賠償責任保険では、日常のトラブルによって他者に怪我をさせてしまったり、他者の持ち物を壊してしまったりして、法律上の損害賠償責任を負った場合に補償されます。

たとえば、自分の洗濯機のホースが外れて漏水してしまい、その結果下の階の住人の家財が破損してしまった場合に補償されます。

ここまでのまとめ

火災保険は自分のため、大家さんのため、他の住人のために入ろう。火災保険は火事だけではなく日常生活のトラブルでも強い味方!

そんな素晴らしい火災保険ですが、費用はどれくらいになるのでしょうか?

次の項目で確認しましょう。

4.火災保険の相場

賃貸物件に住む場合、火災保険は1年あたり4,000円~10,000円超えが目安となっています。2年契約の場合は多少割安になります。

Boli
Boli
こんなに幅があると、相場とは言えないかもしれませんね、すみません。

なぜこんなに開きが出るのかというと・・・

なぜ火災保険料にはこんなに違いが出るの?

なぜなら・・・

  • 補償額をいくらにするかで変わるから
  • 対象となる建物によって変わるから
  • 保険会社によって違うから

言われてみると当然なんですが、火災保険に限らず保険料は「補償額や特約を付けるかどうか」「何が補償対象になるか」「どの会社の保険商品を購入するか」で変わってきますよね。

賃貸物件に住む際に火災保険への加入はある意味強制でも、中身は自分で調整できます。

中身が調整できるんだったら、できるだけ上手に選びたいよ~

そんなふうに思って当然です!

5.火災保険の上手な選び方

火災保険の上手な選び方について、難しいことは抜きにしてここでは2つ取り上げたいと思います。この2つを実践するだけで無駄な出費を減らすことができ、しかも自分の決定に納得できるようになります。

Point1:家財の補償額で調整しよう

1つ目のポイントは、自分の家財価値を考えて家財の補償額を調整することです。補償額を少なくすることで保険料が安くなります。

さすがに借家人賠償責任と個人賠償責任の補償額を削るわけにはいきませんが、家財補償は身の丈に合わせて調整して大丈夫です。

極端な話、1人暮らしなのに家財補償を1,000万円も付ける必要はないでしょ?って話です。せいぜいトータルで考えても200万円~300万円程度のはずです。ファミリーの場合でも、家財の価値をザッと計算してみるといいですよ。それらをカバーしていればOKです。

※家財価値には個人差があります。

Point2:保険会社を比較しよう

2つ目のポイントは、保険会社を比較することです。補償内容が同じなら、お得な保険料で販売してくれるところがいいと思いませんか?

保険会社の比較方法はいろいろあります。

保険会社の比較方法

  • 1社ずつ自力で調べる
  • 保険相談に出かける
  • 一括比較見積もりサイトを活用する

どの方法がいいかはそれぞれだと思います。気が向く方法で実行しましょう。

賃貸の火災保険は保険契約としては“少額”になるので、保険相談の窓口や一括比較見積もりサイトの多くは“いやがり”ます。

あえて言えば、全国展開している「ほけんの窓口」では、賃貸物件入居者の新規加入や更新のお手伝いを喜んでしてくれるようですね。

詳しくはこちら:ほけんの窓口

一括比較見積もりサイトでいうと、株式会社ウェブクルーさん運営のサイトなら賃貸物件への対応も充実しています。

詳しくはこちら:火災保険の無料診断ならコチラから!保険スクエアbang! 火災保険

 


6.火災保険についてよくある質問

ここで、火災保険についてよくある質問を取り上げます。

火災保険とセットで地震保険に加入する人が増えていると聞きました。賃貸物件に入居する場合は任意だと思いますが、必要でしょうか?

地震保険への加入は賃貸借契約に含まれていないことが多く、加入しなくても入居できます。ただし、地震大国の日本では近年加入者が増えています。

じつは、火災保険では地震による火災を原因とする家財の破損は補償対象になりません。それで、家財の保護を目的として加入を検討することをおすすめします。

火災保険は2年契約にするほうがお得のようですが、2年間住み続けるかどうかわかりません。1年更新のほうがいいでしょうか?

1年でも2年でも、契約期間中に退去する場合は、解約手続きをすれば保険料が戻ってきます。

まとめ

この記事の内容をまとめて振り返ってみましょう。

賃貸物件契約の際、火災保険への加入は法的に見ると強制ではありませんが、入居条件になっているなら加入しなければ住むことができません。

ほとんどの賃貸物件では加入が条件になっているので、どこかの保険会社と契約する必要があります。不動産仲介会社の斡旋で契約してもいいですし、自分で契約先を決めることもできます。必要なら保険相談や一括比較見積もりサイトを活用しましょう。

保険の中身を「本当に必要な補償」に調整することで無駄な出費を減らせます。

火災やトラブルなど起きないことを願いますが、万が一のときにも十分の補償がなされるよう、火災保険への加入は真剣に受け止めましょう!強制というよりも「入っておきたい!」と思って加入すると爽やかですね!

Boli
Boli
十分な備えをして快適な生活を楽しんでくださいね。