栄養が豊富と話題のユーグレナ(ミドリムシ)だけど、具体的にどんなふうにすごいのかなぁ…
今、ちょうどそんなことを考えていませんか?
私の肌感覚では、2014年頃から日本で大きく話題になっているユーグレナですが、いまだに「なにそれ?」と思っている人も少なくありません。しかも、和名がミドリムシなので「虫を飲むの?」なんて考えている人もいるようです。本当のところを知りたいですよね。
せっかくサプリメントを試すなら、意味のないものではなくて効果的なものを選びたいですしね。
そこで、当ページではユーグレナの栄養素を一挙公開致します!でも、ただ「こんな栄養素が入っていますよ」ってだけでは心細いですよね。ただ栄養素が入っていることと、実際にわたしたちの体に必要な分をサポートしてくれる程度に入っていることには違いがあります。
それで、どの栄養素がどれくらい入っているか、含有量まで教えちゃいます。そこまで確認すれば、ユーグレナを試してみるかどうか決められるはずです!
いろんなサプリを試している人も、長く飲めるものを探している人も、ぜひ最後まで見た上で、ユーグレナの飲用を検討してみてくださいね。
1.ユーグレナの栄養素を一挙公開!【なんと59種類】
まず、ユーグレナの栄養素をザッと確認してみましょう。
ユーグレナに含まれる栄養素
ビタミン類 13 種類 |
ビタミン A ビタミンB1 ビタミンB2 ビタミンB6 ビタミンB12 ビタミンC ビタミンD ビタミンE ビタミンK ナイアシン パントテン酸 ビオチン 葉酸 |
ミネラル 9 種類 |
マンガン 銅 鉄 亜鉛 カルシウム マグネシウム カリウム リン クロム ※必須アミノ酸含む |
アミノ酸 22 種 |
バリン ロイシン イソロイシン アラニン アルギニン リジン アスパラギン酸 グルタミン酸 プロリン スレオニン メチオニン フェニルアラニン ヒスチジン チロシン トリプトファン グリシン セリン シスチン オルニチン シトルリン テアニン GABA |
不飽和脂肪酸 |
DHA EPA パルミチン酸 ミリスチン酸 リノール酸 リノレン酸 |
その他 |
パラミロン イノシトール クロロフィル ルテイン ゼアキサンチン アスタキサンチン スペルミジン ブトレッシン カテキン(EGCg) |
こんな感じです。いかがですか?直感でどう思いますか?
1-1.青汁やクロレラとユーグレナの栄養素を比較してみると…なにかわかる?
青汁やクロレラとユーグレナの栄養素を比較してみると、1つわかることがあります。それは…私見ではありますが「スゴい!」ということです。
青汁はスゴイです。クロレラもスゴイです。だから健康補助食品として日本の食卓に定着しているわけですよね。でも、ここで言いたいのは、「ユーグレナはもっとスゴイです」ということ。つまり、今後数年のうちに食卓の定番にならなければおかしいということです。
1-1-1.青汁って栄養豊富で、売れてますよね!
青汁とは、緑の葉を持つ生野菜を絞った汁のことです。青汁の原料はこれ!という唯一の野菜が存在するわけではありません。複数の野菜を配合しています。
青汁の原料(例)
- ケール
- 明日葉
- 大麦若葉
ケール、明日葉、大麦若葉を中心に、その他の栄養豊富な食材をブレンドしていることが多いです。各社とも「栄養価の高い」青汁の開発に取り組んでいます。
それで、青汁の栄養素を正確に記載することは難しいのですが、主な栄養素は以下のとおりです。
青汁の栄養素
- βカロテン
- ビタミンB12
- ビタミンC
- ビタミンE
- カリウム など
1-1-2.クロレラって、昔からあるイメージですよね!
クロレラは淡水に棲んでいる植物性プランクトンで、緑藻類の一種です。豊富な栄養素と良質なタンパク質を含む優れた健康補助食品です。
クロレラに含まれる豊富な栄養素(例)
- 植物性タンパク質
- 必須アミノ酸9種類
- 鉄分
- カルシウム
- マグネシウム
- マンガン銅
- 亜鉛
- 食物繊維
- ルテイン
また、クロレラには「クロレラ・グロス・ファクター」と呼ばれる特殊成分が含まれています。この成分は生理活性物質と呼ばれ、わたしたちの老化と関係がありそうだと期待されています。
1-1-3.それに対してユーグレナの栄養素はというと…
それに対して、ユーグレナの栄養素はというと…先ほど「ユーグレナの栄養素を一挙公開!【なんと59種類】」の項目で見たとおりです。
どんなことがわかるかと言うと…難しいことは抜きにして「スゴい」という一言です。そう思いませんか?
2.「効能は…」とか抜きで、ユーグレナにはこんな特徴が
「じゃあ、ユーグレナにはどんな効果・効能があるの?」って話になりますが、効能うんぬんは別としてユーグレナにはこんな特徴がありますよってことを3つ取り上げます。
効果や効能はデリケートな分野で、とくに医薬品ではないサプリメント・健康補助食品の場合、あまり具体的に触れないほうがいいんです。気になる方は、ユーグレナの口コミを参考にしてください。
2-1.ユーグレナの特徴 その1―消化率
ユーグレナの体内での消化率は93.1%です。
これだけ聞くと「ふーん」てなりますよね。でもじつはこれ、スゴい数字です。
あなたは、自分が食べたものは全部消化吸収されていると思っていませんか?
それは大間違い。たとえば、生野菜は頑張って噛み砕いても、せいぜい消化率が40%前後です。つまり、「たくさん野菜を食べたぞ~」と満足していても、じつは身体の中ではその半分以下しか実になっていないわけです。
それを踏まえて、「ユーグレナの体内での消化率は93.1%」…これを聞くとスゴいと思いませんか?摂取したら、そのほとんどがしっかり実になってくれるわけです。無駄を減らせるわけで、効率がいい!の一言です。
2-2.ユーグレナの特徴 その2―パラミロン
ユーグレナの特徴の2つ目は「パラミロン」です。
パラミロン?初めて聞くんだけど…
きっとそうだと思います。なぜならパラミロンはユーグレナの独自成分だからです。
パラミロンはβグルカンの一種です。βグルカンは、いろいろなキノコ、パンの酵母やオーツ麦に含まれていて、食物繊維と同じ性質を併せ持っています。
パラミロンとは、キノコ類などが持つβ-グルカンの一種で、ヘルスケア分野において活用が期待されるミドリムシ特有の機能性成分です。
引用元:日本経済新聞 電子版
まだまだ解明されていない点が多いパラミロンですが、食物繊維の一種として今後もっともっと注目されそうな予感です。
2-3.ユーグレナの特徴 その3.―アミノ酸バランス
ユーグレナは、アミノ酸バランスが理想的なんです。
アミノ酸バランスが理想的と言われても…と思いますよね。じつはこれ、非常に大切なポイントです。
よく、「わたしたちの身体には5大栄養素が必要ですよ!それは炭水化物、タンパク質、脂質、ビタミン、ミネラルですよ~」と言われることがあります。学校で習った記憶があるかもしれませんね。
この中でも、わたしたちの身体のほとんどを作っている主成分は何だと思いますか?それはタンパク質です。
少し難しい話になりますが、肉や魚を食べることで体内に入ったタンパク質は、そのままでは身体に吸収できないので、体内で「アミノ酸」という小さなものに分解されます。そして体内でもう一度タンパク質に再合成するという作業をしてようやく“身体が作られていく”わけです。
体内でタンパク質を合成するためには、20種類のアミノ酸が必要になります。そのうち11種類(非必須アミノ酸)は身体の中で作り出せるのですが、残りの9種類(必須アミノ酸)は体内では作れません。ということは、外から食べ物という形で取り入れないといけないんです。
健やかな身体を作るためには、これら20種類のアミノ酸がバランスよくそろっていなければなりません。
じゃあ、もしそろっていないとどうなると思いますか?大変なことに、そろっていないと、身体の中では一番少ないアミノ酸の量に合わせてタンパク質が合成されることになります。
これは本当に問題ですね。だって、せっかく他のアミノ酸がたくさんあっても、不足しているアミノ酸のせいで、みんながそっちに合わせないといけなくなるからです。
「私は19種類のアミノ酸を100g摂取していますよ!」という人も、たった1種類が20gしかないだけで、20gしかタンパク質に合成されないという悲しい結果になってしまうのです。たとえばの話ですが…
それで話を戻すと、アミノ酸バランスに気を遣うのは大切なことなんです。その点、ユーグレナのアミノ酸バランスは理想的です。
体内では生成できない9種類のアミノ酸がバランスよく配合されている(アミノ酸スコア100)からです。
3.ユーグレナを飲めば、自分の栄養不足、野菜不足は解消される?
栄養素が豊富で、しかもアミノ酸バランスが良く、独自成分まで入っている。だったら、ユーグレナを飲めば、わたしたち人類の栄養不足、野菜不足は解消されるのでしょうか?
ここは大事なので、真剣に考えてみましょう。
3-1.基本は毎日の食生活で補おう
ユーグレナの栄養素について触れておきながら水を差すようですが、原則として体に必要な栄養は毎日の食生活で補いましょう。
なぜなら、わたしたちのまわりに存在している食材には、サプリメントだけでは摂取しきれない膨大な栄養素が含まれているからです。それらの素材をバランスよく使ったバランスのいい食事を続けていくことが基本です。
サプリメントの多くは、特定の栄養素を補給することを目的にしています。だからSupplement(補う)という名前になっているわけですね。サプリメントは毎日の食生活で不足しがちな特定の栄養素を補うことはできても、わたしたちの体に必要な栄養素を全体を補うことはできません。
間違っても、サプリメントに頼りすぎて食事をおろそかにすることがないようにしてください。
3-2.ユーグレナの栄養素の含有量から検証―毎日の摂取量で本当に足りるのか
念のため、ユーグレナに含まれている栄養素の量について見ておきましょう。
下の表は、ユーグレナ社「緑汁」を毎日1本飲むとした場合の、1日の摂取量です。ユーグレナ社はパッケージの裏面を使って情報を公開しています。
ユーグレナに含まれる栄養素
ビタミン
栄養素 | 推定値 |
ビタミン A ビタミンB1 ビタミンB2 ビタミンB6 ビタミンB12 ビタミンC ビタミンD ビタミンE ビタミンK ナイアシン パントテン酸 ビオチン 葉酸 | 7μg 0.1mg 0.1mg 0.03mg 1μg 10mg 1.8μg 0.2mg 41μg 0.4mg 0.1mg 2μg 19μg |
ミネラル
栄養素 | 推定値 |
マンガン 銅 鉄 亜鉛 カルシウム マグネシウム カリウム リン クロム | 0.1mg 0.02mg 0.5mg 0.3mg 13mg 4mg 69mg 14mg 6 μg |
アミノ酸
栄養素 | 推定値 |
イソロイシン リジン スレオニン メチオニン フェニルアラニン ヒスチジン トリプトファン アラニン アルギニン アスパラギン酸 グルタミン酸 プロリン チロシン グリシン セリン シスチン オルニチン シトルリン テアニン GABA バリン ロイシン | 23mg 34mg 27mg 11mg 28mg 14mg 11mg 40mg 33mg 50mg 65mg 30mg 21mg 29mg 24mg 8mg 1mg 2mg 0.2mg 4mg 33mg 47mg |
不飽和脂肪酸
栄養素 | 推定値 |
DHA EPA パルミチン酸 ミリスチン酸 リノール酸 α-リノレン酸 | 23mg 6mg 33mg 11mg 11mg 39mg |
その他
栄養素 | 推定値 |
食物繊維(パラミロンを含む) イノシトール 総クロロフィル ルテイン ゼアキサンチン アスタキサンチン スペルミジン ブトレッシン カテキン(EGCg) | 1.7g 4mg 6mg 0.3mg 0.02mg 0.02mg 0.4mg 0.1mg 0.4mg |
参考までに、どれかの栄養素をピックアップして、ユーグレナ(1日分)の含有量と1日に必要な摂取量を比較してみてください。ほとんどの栄養素については、ユーグレナだけで1日に必要な分を超えることはできないことがわかります。
しかし、総合的な栄養の底上げという観点で考えるとき、ユーグレナの価値がわかるのではありませんか?
4.今飲んでいるサプリがあるけれど、ユーグレナに乗り換えてもいいの?
「そんなにスゴいなら、今飲んでいるサプリをやめてユーグレナにしようかな~」
そんなふうに感じる人が1人でも増えたら、ユーグレナ愛飲歴4年以上の運営者にとっては大きな喜びです。
とはいっても、サプリメントの乗り換えには慎重であってください。医薬品ではないものの、もし今何らかの特定の成分を補給することで調子が安定しているなら、そのサプリをやめることで少なからず影響が出るかもしれないからです。
単純な発想になりますが、この機会に「今飲んでいるサプリの栄養素」と、今回ご紹介した「ユーグレナの栄養素」を比較して、ユーグレナがほぼ同じ、もしくは上回っているようなら乗り換えてもいいかもしれませんね。
お気に入りの成分があるなら、かならずその成分での比較は忘れないようにしてください。
または、難しいことは考えず、まずユーグレナを試してみるのもアリです。私自身は飲み口に満足しているのですが、人によっては飲みにくいかもしれませんから。
まとめ
ユーグレナの栄養素についてまとめてみましょう。
- 59種類の栄養素が含まれている
- 青汁やクロレラを飲むくらいならユーグレナのほうがいいかも
- 体内消化率が格段に高い
- アミノ酸バランスがいい
- 独自成分パラミロンが入っている
この記事では、ただ「59種類」と熱烈にアピールするのではなく、具体的にそれぞれの栄養素の含有量にまで目を向けました。きっと他のサイトではここまでしていないはずです(盗用されたらそれまでですが…)
ユーグレナを飲んでも飲まなくても、できるだけ快適な生活を送ることを目指してがんばりましょう!